maclalalaweblog

2007年 3月 4日

窓を開けっ放しにしないで

worm

仮想化ソフトの目覚ましい進歩で、今やマックでウインドウズが動くのは当然のこととなった。

そのお蔭で、マックも日常的にウインドウズウイルスの脅威に晒されるようになっているらしい。

Rob Griffiths が興味深い記事を書いている。

Macworld:”Don’t leave the Windows open” by Rob Griffiths:2月28日

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私の決心

今から一年ほど前、初めてマックでウインドウズを動かすテストを始めたとき、私はひとつの決心をした。サードパーティ製の市販のアンチウイルスソフト、アンチスパイウェアソフト、アンチマルウェアソフトなどは使うまいと。ウインドウズユーザーが直面している現状の一端を実感したいと思ったのだ。[私のマシンでは]ウインドウズのインストールは OS X とは完全に別個になっているので、ウインドウズからはマックのパーティションが一切見えない。私が考えた最悪のシナリオは、インストールしたウインドウズが汚染されて、その結果ウインドウズのドライブを完全消去しなければならなくなるというものだった。私はこうも考えた。「本当だろうか。みんながいうようにそんなにひどいのだろうか。」それを知るにはこれがいい方法だと思ったのだ。

Back when I first started experimenting with Windows on my Mac (nearly a year ago now), I made a decision: I wasn’t going to install any third-party antivirus, anti-spyware, or anti-malware applications. I wanted to get a real sense for what a Windows user was up against. Given that my Windows installation was completely separate from the OS X installation—Windows couldn’t see the Mac partition at all—I figured the worst case scenario would be an infected Windows installation that required me to wipe the Windows drive clean. I also thought, “Really, can it be as bad as everyone has described?” I figured this was a good way to find out.

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四つのソフト

マックでウインドウズを走らせる方法は、最初に試して以来幾つも出てきた。アップルは Boot Camp を発表したが、これはマックを本格的なウインドウズマシンに変えてしまうものだ。ついで、Parallels Desktop for Mac が最初の仮想化技術として登場した。これによって OS X と平行してウインドウズを走らせることができる。最近になってVMWare’s Fusionパブリックベータも出てきた。これも同じように同時アクセスを可能にする。最後は CodeWeaversCrossOver Mac だ。ウインドウズをインストールしなくても、特定のウインドウズアプリケーションが動く。実に大した芸当だ。この四つのソフトは結局私の2台のメインマシンに常駐することとなった。もっとも私はウインドウズアプリケーションはあまり使わない。Boot Camp で PC ゲームをやるところは何度も見られてしまったけれど。

Since my first experience, more Windows on Mac solutions have emerged. Apple released Boot Camp, which converts your Mac into a full-blown Windows PC. Parallels Desktop for Mac then came out with the first virtualization solution, allowing you to run Windows alongside OS X. Recently, VMWare’s Fusion has entered public beta, providing the same sort of simultaneous access. And finally, CodeWeavers’ CrossOver Mac lets you run some Windows apps without actually installing Windows, which is quite an impressive trick. Over time, all four of these solutions have found homes on my two main Macs. I don’t run Windows apps often, though I have been known to use Boot Camp to play the occasional PC game.

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久しぶりに

先日のこと、久しぶりに Parallels でMac Pro を動かした。バーチャルマシンの設定をいじろうと思ったのだ。このためにはバーチャルマシンのシャットダウンが必要だ。そこでシャットダウンしたところ、幾つかのアップデートを実行中と Windows XP が答えてきた。(オートアップデートにしているので。)アップデートが済み、バーチャルマシンはシャットダウンした。設定を幾つかいじり、その後バーチャルマシンを再起動した。XP が立ち上がったとき、画面につぎのようなダイアログが出てびっくりしたのだ。

The other day, I ran Parallels on my Mac Pro for the first time in a while. I wanted to tweak the virtual machine’s settings, which requires shutting it down. When I did so, Windows XP informed me it was installing a few updates. (I have auto-update enabled.) Eventually, the updates were applied and the virtual machine shut down. I tweaked my settings and restarted the virtual machine. When XP finished booting up, I was very surprised to see this on the screen:

Pwnedxp

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rbot に感染

どうしてなのか、どこでなのか分からないが、私の Windows XP バーチャルマシンはマルウェアの rbot family[W32/Rbot、感染した PC にバックドアを開くトロイの木馬型ワーム]のひとつによって汚染されていたのだ。これは IRC サーバーを経由してターゲットマシンの遠隔コントロールを可能にするので特に悪質だと思われる。決して自分のマシンにはいってほしい代物ではない。でもスクリーンショットを見れば分かるとおり、有り難いことにウインドウズがこれを見つけ、自分で削除した。

Somehow, somewhere, my virtual Windows XP installation had been infected by a member of the rbot family of malicious software. This one seems particularly nasty, as it allows remote control of the target machine via an IRC server. Definitely not something you want hanging around on your machine. Thankfully, as seen in the screenshot, Windows found and removed this hack all by itself.

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一体どこで・・・

正直のところ、自分のマシンがどこで感染したのかまったく見当がつかない。特にこのバーチャルマシンはネットサーフィンやいくつかの Office アプリケーションにしか使っていない。このマシンで一ダース足らずの iPhoto 競合ソフトをダウンロードしたことはある。(原稿執筆のため比較が必要だった。)私がダウンロードしたのは CNet や Tucows のような「安全な」サイトからだけだと「思ってはいる」のだが、ひょっとしたらリンクをあちこち飛び回っているうちに間違えてどこかで感染したファイルをダウンロードしたかもしれない。それとも悪意のウェブページを訪れたか。あるいはネット上で嗅ぎ付けられて遠隔攻撃を受けたか。いやそれもあまりありそうにない。自分のバーチャルマシンでは Windows sharing をオフにしているし、またホームネットワークは NAT[network address translation、ネットワークアドレス変換]を使うルータにぶら下がっているので、外部からは個別のマシンの IP アドレスは分からないようになっている。にも拘らず私のWindows XP はどこかで感染した、それがどこなのかさっぱり見当もつかないのだ。

To be completely honest, I have no idea how my machine got infected. This particular virtual machine hasn’t done much more than surf the net and run some Office applications. I used it to download a dozen or so possible iPhoto competitors (for a comparison piece I was considering writing). I thought I had only downloaded from “safe” sites such as CNet and Tucows, but maybe I accidentally went elsewhere while link hopping and downloaded an infected file (or visited a malicious Web page?). Or maybe the machine was just sniffed out from the net and attacked remotely—but that seems somewhat unlikely. Windows sharing is off in my virtual machine, and my home network sits behind a router that uses network address translation (NAT) to hide the specific machines’ IP addresses from the net. I really don’t have a clue how my Windows XP install was infected, though.

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結論は・・・

この経験から私は何を学んだか。第一に、自分がフルタイムのウインドウズユーザーでないことを感謝した。こんなことを四六時中心配しなくても済むからだ。第二に、私のバーチャルマシンが自己完結的であることに感謝した。どんな悪意のものでも、共有フォルダ上のファイルを削除するなんてことはできないからだ。最後に第三として、バーチャルマシンにインストールすべきアンチスパイウェア/マルウェアソフトの何かいいものを本気で探す必要があると思うようになった。そこらには、私のバーチャルマシンに感染するものが実際に存在すると分かったからだ。自分では何もやっていない筈なのに!

So what I have I learned from this? First, I’m glad I’m not a full-time Windows user, where it seems I really would have to worry about this stuff all the time. Second, I’m very glad that my virtual machine is a completely self-contained unit, so that anything malicious won’t be able to do something like erase the files it finds on a shared folder. Third and last, I guess I’ll need to go find some good anti-spyware/malware program and install it on my virtual machines, as it seems there really are things out there that can infect my machine—seemingly without any action on my part!

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Rob Griffiths のようなプロでもウイルスに感染するのでは、一般シロウトが防戦するのはとてもむずかしそうだ。

マックウイルスについて心配する前に、ウインドウズウイルスを防ぐことを考えるべきだということらしい。(マックでウインドウズを動かす場合の話だが・・・)

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2006年 7月 30日

困ったオジサンのおバカなインストール:Parallels

遅ればせながらとうとう Parallels Desktop for Mac をインストールしてしまった。

このスゴいソフトについては何度か紹介したけれど、それでなんとなく自分も分かったように錯覚してしまうところが悪いクセだ。困ったオジサンである。

極め付けは若旦那の記事だった。「あっという間」、「なんなんだ、この簡単さは」ということばににつられた。

若旦那の独り言:”あっという間のParallels“:6月10日

・・・そこまではいい。

困ったオジサンのおバカぶりは、インストールにも発揮される。

推奨インストールとして折角デフォルト(初期設定)でマークされているのに、わざわざそれと違うものを選択したりする。(すぐ後で気付いて後悔するけれど・・・)

自分で紹介した記事すら十分理解していないおバカぶりだ。

・・・で、どうだったか。

いい加減でおバカなインストールなのに、それでもちゃんと動いた。

マックとウインドウズの切り替えも簡単で、ウインドウズがスイスイ動くのを見るのは感動ものだ。Parallels Desktop for Mac は評判どおりスゴい。

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インストール環境

・MacBook:一番ローエンドの機種で、メモリーだけ 1 GB に増設

・Windows 2000 Professional:インストールした後で SP4 にアップグレード

・Microsoft Office 2000:これも古いバージョン

・FireFox 1.5:なるべく IE は使いたくないので

・AntiVirus 2006:ウイルスリストを更新するには IE が必須らしい。仕方なく IE 6 にアップデート。ウイルスの数がものすごく、リスト更新に長時間かかるのには仰天

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困ったオジサンのアドバイス

いい加減なインストールを反省して、いくつかアドバイスがある。

1)必ず Parallels Tools をインストールすること

Parallels Desktop for Mac だけでは色オチのしたくすんだ画面(dithered 8-bit)だが、Parallels Tools をインストールするとちゃんと奇麗な解像度に戻る。

カラーだけではない。カーソルの動きが滑らかになる。それだけではない。カーソルがバーチャルマシン(VM、ゲスト OS)のウインドウズとホストの Mac OS X の間を自由に行き来できるようになるのだ。

Parallels Tools をインストールするまでは、ウインドウズ内のカーソルは VM の中に閉じ込められて外に出れない。外に出るには[Ctr + Alt]というキーを押してカーソルを解放してやる必要がある。

しかし、Parallels Tools を入れるとカーソルは VM の内外を自由に動き、ウインドウズの中ではウインドウズのカーソル、外ではマックのカーソルに自動的に変化する。これには感激する。

さらに、Parallels Tools を入れると、ウインドウズと Mac OS X が共通のフォルダ(Shared Folder)を利用できるようになる(らしい)。

この Parallels Tools を利用できるのは Windows 3.1 を除く全てのウインドウズだ。それに Solaris、OS/2、eComStation でも利用できるという。ウインドウズ(VM)をインストールしたあとは決して Parallels Tools を忘れないように・・・

2)デフォルト(当初設定)でうまくいく

オジサンはウインドウズのことは何にも分からないが、それでもちゃんとインストールできた。

Parallels Desktop for Mac だろうとウインドウズだろうと、インストールの最中はバカの一つ覚えで OK あるいは Next を押すだけでいい。

3)急がば回れ

おバカなインストールをしたため、ちゃんと出来たか後でチェックするハメになった。(ちゃんと出来てはいたけれど・・・)

Parallels Desktop for Mac については優れたレビューや解説記事が沢山あるので、事前にどれか読んでおかれるよう是非お薦めする。

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Parallels Desktop for Mac の解説

結局、つぎの四つを熟読することになった。

Ars TechnicaParallels Desktop 1.0 for Mac OS X” by Dave Girard:7月9日:36 頁

Ars Technica らしい極め付けのレビューだ。長文だけれど、画像も豊富で(41枚)それを見るだけでも楽しい。つぎのような結論で10点満点中9点を与えている。

USB 機器と 3-D アプリケーションを除けば、MacBook へスイッチしようと考えているひとは、このちっちゃなソフトが十分期待に応えてくれることに安心していい。とにかくインターネットはちゃんと動くし、目覚ましいスピードといい、クライアント OS がバーチャルマシンの中で動いていることに気付かないぐらいすごい。Parallels のバーチャルマシンで動かない x86 アーキテクチャの OS を探すとしたら四苦八苦するだろう。

People pondering the switch to a MacBook can rest assured that with the exception of USB device support and hardware accelerated 3-D applications, their needs will be well met by this little workhorse of a program. Between the networking that just works, the impressive speed and the inability of the client operating systems to know they are running within a “virtual machine,” I think you’ll be hard-pressed to find software for any x86 OS that doesn’t work within a Parallels VM.

Virtual PC と Parallels のスピードを比較したマンガがすべてを語っている。

Ars Technica らしく、このソフトをうまく使うためのヒントがいたるところにちりばめられている。

MacDevCenterParallels Desktop for the Mac” by Todd Ogasawara:6月27日:13 頁

このレビューは、つぎのような書き出しで始まる。

まずハッキリさせておこう。Parallels Desktop for the Mac に関するこの解説はひと言で要約できる。スゴい、と。

Let’s get this out of the way first. The short version of this discussion of Parallels Desktop for the Mac can be summed up in a single word: amazing.

O’Reilly Network にこういわせるなんて実にたいしたものだ。

画像(8枚)も豊富だし、YouTube のビデオもついている。

MacworldReview: Parallels Desktop for Mac” by Rob Griffiths:6月30日:8 頁

お馴染みの Rob Griffiths のレビューだ。

Parallels は Unix や Linux だけでなく、ウインドウズのほとんどのバージョンを動かすことができる。したがって、インテルマックでほかの OS を動かす必要があるひと、あるいは動かしたいと思うひとにとっては得難いツールとなる。仕事上ウインドウズが必要だが、しかしほんとはマックや Mac OS X が好きということなら、これぞ両方の世界の一番いいところを提供してくれる。もし Parallels をフルスクリーンモードで使っていれば、みなウインドウズが動いているとしか思わないだろう。その下で、世界で最もすばらしい OS が動いているなんて気付きもしないで・・・

Parallels’ ability to run nearly every version of Windows, along with many versions of Unix and Linux, makes it a valuable tool for anyone using an Intel-based Mac who has a need or desire to work with other operating systems. If your job requires Windows, but you love your Mac and OS X, Parallels will truly give you the best of both worlds. If you put your Parallels session in full screen mode, anyone walking by won’t even be able to tell that under the Windows façade, you’re actually running the world’s greatest operating system.

Parallels“Parallels Desktop for Mac: Quick Start Guide”:34 頁

ダウンロードしたソフトにバンドルされた解説書。ウインドウズ(Guest OS)のインストール以外はほぼ十分だ。

いずれも英語のドキュメントなので気後れする方もいるかもしれないが、画像を見るだけでも十分だ。豊富な画像を見るだけでだいたいのことは分かる。

こんなすばらしい記事や解説がたくさんあるなんて、まさにマックユーザー冥利に尽きる。

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うまくいかなかったこと

オジサンが出来なかったことも、是非ふれておかねばならない。

1)印刷ができない

インターネットのアクセスはまったく問題がない。バーチャルマシン(VM、ウインドウズ)の中からどこへでもアクセスできるのはオドロキだ。

ところが印刷となるとそうはいかない。USB 端子で直接プリンターをつないでいるのに、VM の中からは印刷できないのだ。(オジサンの場合、だけれど・・・)

どうやら Parallels Desktop for Mac の弱点は USB 機器との接続にあるらしい。

Parallels の USB ドライバは USB 1.1 しかエミュレートしない。これじゃ何をやるにしてもとても十分とはいえない。これが Parallels Desktop 1.0 のアキレス腱であることはよく知られている。[Ars Technica

The USB driver in Parallels emulates USB 1.1 and is less than a champ for tackling whatever you throw at it. This is the acknowledged Achilles heel of Parallels Desktop 1.0.

2)共通フォルダが作成できない

これがどうもよく分からない。共通フォルダがどこにできたのか、利用するにはどうすればよいのか、オジサンにはよく分からなかった。

この点に関してはドラッグ&ドロップでファイルを移動できた Virtual PC が懐かしい。今後改善が望まれる点だろう。

3)ホットキーがうまくいかない

全画面モード(Full Screen mode)にすると、まるでウインドウズマシンのようになる。

問題は Mac OS X に戻るときだ。

デフォルトでは[Ctr + Alt]というキーコンビネーションが準備されているのだが、どこにも表示されないので忘れ易い。自分が覚え易いショートカット、たとえば[Cmd + Q]などを設定するのもひとつの手だ。

ホットキーの設定は Preferences で簡単にできるのだが、設定したキーを押しても反応が悪い。結局うまくいかなくて、デフォルトに戻してしまった。

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付記:なぜウインドウズをインストールしたか

根っからのマック好きとしては、マックですべてが完結すればいいなあと思う。

「しかし、Appleはあくまでも「Mac」に強い拘りを見せて欲しいのです。・・・Windowsへのアプローチにひた走るAppleをMacオンリーで使っているユーザーはどう思っているのでしょうか…」という「Retro@Diary 〜Rev.B〜」の retro_x 氏のコメントには全面的な共感を覚える。

Retro@Diary 〜Rev.B〜:”林檎の向こうは林檎であって欲しい“:7月18日

じゃあ、なぜウインドウズをインストールしたのか。

実は、アメリカのあるサイトにアクセスするのにウインドウズでしかアクセスできないためだ。特別なソフト(ウインドウズ版)も必要だ。

このたったひとつのサイトのために、ウインドウズと縁を切ることができない。

以前は Virtual PC を使っていたのだが、動きの鈍さに辟易(へきえき)した。

結局、ウインドウズマシンを使うハメになった。Mac mini とほぼ同じ大きさのマシンで数年前に買った。

ところがこれも具合が悪くなり、立ち上がらなくなって切羽(せっぱ)詰まっていたところだった。

すべてがマックで完結する世界は、筆者にとってはまだ遠い。

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2006年 7月 23日

ハイエンドの Mac Pro は Xeon で決まり

Filed under: インテルマック — shiro @ 18:10
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Xeon

書くとなったら徹底的に書く Ars Technica が Mac Pro の予測をしている。

Ars Technica:”Peering inside the aluminum ball: Woodcrest, Conroe, and the ‘pro’ Macs” by Eric Bangeman:7月16日

インテルのプロセッサを徹底吟味して、ハイエンドのデスクトップマシンがどれを採用するか分析している。噂情報やアナリスト報告の受け売りではなく、自分自身の分析で16ページにも及ぶ。

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新しいタワー時代の幕開け(The dawn of a new tower

WWDC が近づくにつれて、すばらしい Leopard に加えて、Steve Jobs がどんなハードウェアを披露するかという推測が熱を帯びてきている。新しいマシンの内部を予測するのは前よりちょっと易しくなった。というのは、アップルがインテルの CPU を採用したからだ。それにインテルは、そのロードマップの詳細を何か月も(何年もとはいわないが)前に示してくれるからだ。

As we draw ever closer to Macworld Boston the Worldwide Developers Conference, speculation is heating up as to what we’ll see hardware-wise once Steve Jobs has finished unveiling the wonders of Leopard. Reading the entrails of the sacrificial dogcow is a bit easier these days, now that Apple uses Intel CPUs and Intel lays out its processor roadmap months—if not years—in advance.

それを参考にすると、インテルの手持ちのコマを調べれば、アップルが「プロ・コンシューマー:デスクトップ・ポータブル」というマトリックスにそれをどう当てはめるか比較的容易に推測できるように思える。Yonah(Core Duo や Core Solo という名前になったプロセッサ)については簡単だった。このポータブル用の 32 ビットプロセッサは、当然のことに MacBook と MacBook Pro に使われた。ちっちゃな Mac mini は発熱量の少ないプロセッサが必要だったので、これまた当然 Core Duo が最適だった。

With that in mind, it would seem easy to look at what Intel has in store and then extrapolate that to Apple’s pro-consumer/desktop-portable matrix. It was a simple matter with Yonah, the CPU now known as the Core Duo (and Core Solo). It’s a 32-bit CPU targeted at portables, so the MacBook and MacBook Pro were naturals for the Core Duo. The Mac mini is a little guy with the need for a cool-running processor, so again, the Core Duo was a perfect fit.

二つのアプローチ

つぎに出るアップルのプロ仕様デスクトップがどんなものか予測するには二つの方法がある。ひとつは、インテルのプロセッサのラインナップをよく見て、どれをどこで使うのが一番論理的か考えることだ。もうひとつは、これまでアップルが自社のマシンにしてきたことを振り返って、それを新しいマシンに当てはめて考えることだ。

There are a couple of ways to approach the question of what Apple’s upcoming pro desktops might look like. The first is to look at Intel’s CPU lineup and see what fits logically and where. The second is understanding what Apple has done historically with its machines and try and extrapolate that to an all-new architecture.

では、その両方をやってみよう。

Let’s do both.

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まず Ars Technica は、2006年中に入手可能な次の四つのプロセッサについて検討を加える。

・Yonah (Core Solo/Duo)
・Woodcrest (Core Xeon)
・Conroe (Core 2 Duo)
・Merom

インテルのプロセッサについては、Core Duo と名前が変わり、そのバリエーションが目まぐるしく登場するので、どれがどれやら完全に混乱していたところだった。

Ars Technica は大変手際よく解説するので、それぞれの違いが頭にストンとはいる。

インテルプロセッサに興味のある方はぜひ一読をお勧めする。

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インテルのロードマップ

例えばハイエンドの Xeon(Woodcrest)プロセッサについては、つぎのような書き出しだ。

Xeon_logo

名前こそ Xeon だが、Xeon 5100 シリーズは前身の Netburst プロセッサとは全く異なる。それまでの Xeon とは、名前を除くとほとんど共通性がない。Netburst より Core 2 のアーキテクチャをベースに設計されているのだ。

While Woodcrest has carried on the Xeon name, the Xeon 5100 series is quite a different animal from its Netburst predecessor. It shares little more than a name with past Xeons, as it’s built on Intel’s Core 2 architecture rather than Netburst.

Xeon の概要はつぎのとおりだ。

• Introduced June 2006
• 64-bit
• 65nm process
• Dual-core
• 4MB L2 cache shared between the cores
• Socket LMA 771
• Likely to be used in: Xserve, Mac pro desktop

このあと、インテルプロセッサの中での位置付け、最大放熱量(TDP、thermal design power)、フロントサイドバス(FSB)、キャッシュ、ソケットなどについてそれぞれ詳細にみていく。

詳しくは直接読んでいただくとして、他のプロセッサについても簡にして要を得た説明なので、頭にスッキリとはいる。

Mac Pro 搭載の可能性ありとして検討されるのは、以下のプロセッサだ。

Core 2 Duo(Conroe)
Core 2 Extreme(Conroe XE)
Xeon 5160
Xeon 5150
Xeon 5140

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アップルの歴史:アップグレードの可能性はどうか

アップルの全モデルを見渡すと、ここ数年にわたって次第にアップグレードしにくい方向へ向かっていることに気付く。

Looking across Apple’s entire product line, the move has been towards less upgradeability over the past couple of years…

結論的にいえば、アップルは次第にアップグレードしにくい方向にユーザーをもっていこうとしているようにみえる。ほとんどのマックがインテルのアーキテクチャを採用していることを考えるとアップグレードは容易であるべきだ。しかし、Mac mini を Core 2 Duo のプレリリース版でアップグレードしたという話はあるものの、アップルとしては明らかにユーザーがその方向にいかないことを望んでいるようだ。

In short, Apple seems to be interested in steering consumers away from easy-to-upgrade machines. Now that its computers are mostly on Intel’s architecture, upgrading should be easy. There have been reports of Mac minis upgraded with prerelease Core 2 Duo parts. For obvious reasons, Apple would prefer its customers not go that route.

なお、アップグレードついては、インテルの TPM(Trusted Platform Module)や EFI を使って、ユーザーのプロセッサ換装を防ぐ方法についても触れられているが、ここでは割愛する。

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結論:Xeon 5100 シリーズで決まり

で、Ars Technica の結論はつぎのとおりだ。

マックで PowerPC が確実に消滅するまでもうひと月をきってしまったが、Power Macintosh G5 の後継機についてアップルにどんな選択肢があるのか明らかだ。プロセッサは Core 2 Duo、Core 2 Extreme、Xeon 5100 の中から選ぶだろう。筐体についてはデザインし直され、拡張性の高いものになるだろう。そして、ユーザーによる CPU アップグレードの可能性は制限されるようだ。

With less than one month between now and the all-but-certain death of the PowerPC in the Mac, we have a clear idea of what Apple’s options are with the Power Macintosh G5 replacement. The computer maker can choose between the Core 2 Duo, Core 2 Extreme, and the Xeon 5100 series; will give Mac users a redesigned enclosure with greater expandability; and may curtail users’ ability to upgrade CPUs.

CPU に関するアップルの選択肢は明白だと思う。奇妙に聞こえるかもしれないが、Xeon 5100 シリーズがマックにとって最適だ。もしアップルが「クワッド」(Quad 四倍)という名称を残しておきたいと考えるなら、それしかない。デューアル CPU という構成を使うにはインテルではこれしかないので、アップルがデューアル CPU で四つのコアにしようと思うなら、Xeon が唯一の選択肢となる。ベンチマークでみたように、Core 2 Duo は AMD 製のどのプロセッサよりも優れた性能を示す。じゃあ Xeon はどうか。高速 FSB と別メモリーのおかげで Core 2 Duo よりもっと早いのだ。

I think Apple’s CPU choice is clear cut. Strange as it sounds, the Xeon 5100 series is the best fit for the Mac. If Apple wants to keep the Quad name alive, it’s the only option. Dual CPU configurations are not possible with anything else in Intel land, so if Apple wants to offer two CPUs and four cores, Xeon is the only game in town. With the benchmarks we have seen, the Core 2 Duo is a clear winner for Intel, outperforming anything AMD has to offer. The Xeon? With its faster FSB and different memory, it’s even faster than the Core 2 Duo.

ミッドレンジモデルは Xeon Core 2 Duo

Xeon はミッドレンジのコンピュータにも適している。Xeon のロジックボードがたくさん作られれば作られるほどコストも安くなるというものだ。Xeon のクロックスピードは最初は Core 2 Duo よりやや早め、2.0GHz から 3.0GHz にセットされるだろう。これに対して Core 2 Duo の方は当初 1.86GHz、最終的には 2.67GHz になるだろう。Core 2 Extreme は 2.93GHz から提供されるだろうが、値段の方はぐんと高くつくきそうだ。CPU 一個当たり 3.0GHz Xeon 5160 が 851 ドルに対して、Core 2 Extreme は 999 ドルにもなるからだ。

Xeon also makes sense for the midrange box or boxes. The more Xeon logic boards it uses, the lower Apple’s costs will be. The clock speeds on the Xeons will initially be a bit higher than the Core 2 Duos as well, ranging from 2.0GHz to 3.0GHz at launch. In contrast, the Core 2 Duo will start at 1.86GHz and go all the way up to 2.67GHz. The Core 2 Extreme will be available at 2.93GHz, but will be much more expensive at US$999 per CPU vs. US$851 for the 3.0GHz Xeon 5160.

ハイエンドの Xeon はフロントサイドバス(FSB、frontside bus)の点でも有利だ。Xeon が 5130 から 5160 までどれも 1333MHz FSB なのに対して、Core 2 Duo は最大でも 1066MHz だからだ。

The high-end Xeons also have an advantage in the frontside bus department. The Xeon 5130 through 5160 all have a 1333MHz FSB, while the Core 2 Duo maxes out at 1066MHz.

ローエンドモデルは Core 2 Duo

Core 2 Duo はローエンドの Mac Pro でも使われるだろう。Xeon モデルとローエンドの差は CPU とメモリータイプの違いだけになる筈だ。もっともアップルは、ローエンドモデルを Xeon モデルから差別化するため、これ以外にも何らかの方法で機能を損なわせるかもしれない。一番安いモデルで Core 2 Duo を使えば、アップルのコストは下がり、したがってマージンも大きくなるだろう。

We should see the Core 2 Duo in the low-end pro Mac. The CPU and memory type should be the only substantial difference between the low-end Mac and the Xeon models, although Apple might find another way to cripple differentiate a Core 2 Duo model from a Xeon. Using a Core 2 Duo in the least-expensive Mac will also help Apple to keep its costs down (and its margins up).

Core 2 Duo Mac Pro 以外にも使われる

Core 2 Duo を使うのが Mac Pro のどれかひとつのモデルか、あるいは全部かということとは無関係に、Core 2 Duo はプロ仕様のデスクトップに限られなくなるだろう。いずれ iMac でも Core 2 Duo が使われると私はみている。将来のある時点でアップルは Mac OS X の 64 ビットバージョンに移行することになると思われるが、それはとりもなおさず 32 ビットマシンの販売を止めるということだ。思いのほか早い時期にそうなるのではないか。現在 iMac は Core Duo とラップトップのチップセットを使用しているが、Core 2 Duo を搭載すれば必然的にデスクトップのチップセットが必要になる。

Regardless of whether one or all of the pro Macs use the Core 2 Duo, the pro desktops won’t be the only place the Core 2 Duo shows up. I would expect the Core 2 Duo to eventually make its way into the iMac. At some point in the indeterminate future, Apple will likely move to a 64-bit version of Mac OS X, which means it will want to stop selling 32-bit machines sometime, presumably soon. Although the iMac currently uses the Core Duo and a laptop chipset, a move to the Core 2 Duo will necessitate a desktop chipset.

もちろんアップルは私が述べたこととまったく違うことをすることも出来る。しかし、彼らが大きく逸れるとは思えない。私が述べた「Woodcrest – Conroe(Xeon – Core 2 Duo)」というシナリオはいろんなレベルのマックについてうまく適合するように思われる。ともあれ、8月に WWDC が開かれれば分かることだ。そうなれば、アップルのラップトップで Merom が登場するのはいつかということも予測できるようになる。

Naturally, Apple could do something completely different from what I have outlined. But I don’t think they’ll deviate too far. The Woodcrest-Conroe/Xeon-Core 2 Duo scenario makes a lot of sense on a number of different levels. Either way, we will know once WWDC rolls around in August. And then we can begin speculating about when Merom will show up in Apple’s portables.

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筐体は大幅に変わる

なお、Ars Technica は筐体についても大きな変更を予測している。

G5

お馴染みになったブラッシュアルミニュームのタワーを見るのも終わりになるということがほぼ確実になった。現在の Power Mac G5 はエレガントなデザインで PowerPC 970 という灼熱のプロセッサを効率的に冷却するが、プロ仕様のデスクトップとしてベストだという訳ではない。デューアル 2.5GHz G5のレビューを書いたとき、とくにドライブベイが少ない点に失望した。ハードディスク2台、光学式ドライブ1台というのは我慢できないと思った。PC メーカーの Shuttle なら、同じものをもっと小さな筐体に収められるのだから。

It’s all but certain that we will be seeing the end of the now-familiar brushed aluminum tower. Although elegant and quite capable of cooling the torrid PowerPC 970 CPUs, it’s not the best solution for a pro desktop. When I reviewed the dual 2.5GHz G5, I was dismayed in particular by the scarcity of drive bays. Two hard drives and a single optical drive is hard to stomach, especially when PC manufacturers like Shuttle can fit the same into a much smaller enclosure.

Xeon 5100 や Core 2 Duo は現在の PowerPC 970 プロセッサよりずっと放熱量が少ない。したがってアップルは筐体の内部をすっかりデザインし直すことが出来る筈だ。希望としては、Power Mac G4 のように、光学式ドライブベイ2基、ハードディスクベイ4基が欲しい。Power Mac G5 の内部には、PowerPC 970 の上に巨大なヒートシンクとエアダクトないしは液体冷却用の大きなスペースがある。しかし新しい Mac pro ではそんなものはなくなる。それだけは確かだ。

Since the Xeon 5100s and Core 2 Duos will run much cooler than the RISC processors they will be replacing, they should allow Apple to radically redesign the interior of the case. I would hope to see something along the lines of what Apple users became accustomed to in the Power Macintosh G4: two optical drive bays and four hard drive bays. If you look inside a Power Mac G5, you’ll see that the big space hog is the giant heat sink and air duct or liquid cooling over the PowerPC 970 processor(s). You won’t see anything like that in the new Mac pro desktops, that’s for certain.

筐体の外見に関しては、ベージュのプラスチックだけはあり得ないというに止めておこう。

As far as the exterior goes, I’m not making any predictions, other than it won’t be beige plastic.

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Ars Technica の予測がどの程度当たるか分からないが、なかなか説得力があるように思われる。

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2006年 7月 15日

Mac Pro は新しいケースを採用するか

Filed under: インテルマック — shiro @ 11:18
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macpro_mockup

ハイエンドインテルマック Mac Pro の筐体は、と違って、現行の Power Mac G5 とあまり変わらないと AppleInsider が伝えている。

AppleInsider:”Apple’s Mac Pro to sport modified Power Mac enclosure” by Kasper Jade:7月14日

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筐体は現行のまま

インテルベースの新しいハイエンドデスクトップ Mac Pro のロジックボードは、現行の Power Mac G5 のロジックボードと形やサイズがよく似ているため、Power Mac G5 の筐体が Mac Pro にも適していると考えられる。(2003年6月の AppleInsider の指摘を参照。 )

The current Power Mac G5 enclosure — first detailed by AppleInsider back in June of 2003 — is believed to be well suited for Apple’s first Intel-based professional desktops due to the similarities in size and shape between the new Mac Pro logic-board and the one presently shipping in the Power Mac G5.

アップルの次世代デスクトップに詳しいひとの話によると、Mac Pro と Power Mac G5 の筐体に関しては表面的な違いが二、三あるだけだという。たとえば新 Mac Pro では二基目の光学式ドライブを収納するスロットが前面に配置されている。

People familiar with plans for the next-generation Apple desktops say there appear to be only a couple of cosmetic differences between the Mac Pro and Power Mac G5 casings, specifically the addition of a second optical disc drive slot on the face of the Mac Pro.

同じくアップルは、最近のウインドウズ PC のデザインに習うかのように、電源を底の部分から上の方に移動させたようだ。

In a move that is somewhat reminiscent of recent Windows PC designs, Apple also appears to have relocated the computer’s power supply from the base of the unit up towards the top, those same people say.

二基目の光学式ドライブはハイデフィニション用か

最初に出荷される Mac Pro では、二基目の光学式ドライブのスロットやベイは空のままになると思われる。ここには、いずれ出現する Blu-ray や HD-DVD のようなハイデフィニション DVD ドライブの基準に合致した高価なドライブを、ユーザーの好みに応じて収納することになるだろう。

The additional optical disc drive slot and bay are likely to ship empty in the first Mac Pros, which will allow users to adopt emerging but pricey high-definition DVD drive standards, such as Blu-ray and HD-DVD, at their discretion.

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未確認のスペックシート

以前の情報によれば、アップルは次期デスクトップにインテルの比較的新しいデューアルコア Xeon 5100(Woodcrest)シリーズのプロセッサを採用し、シングルコアとデューアルコアの構成で提供するという。

Sources previously reported that Apple has chosen Intel’s relatively new dual-core Xeon 5100 (Woodcrest) series of processors to power the next-generation desktops, and that models will be available in both single and dual processor configurations.

その後、Mac Pro に関する未確認のスペックシートが出回っているようだ。それによると、Mac Pro の三つの標準仕様にはインテルの 3.0GHz Xeon 5160 チップは採用されていない。

Since AppleInsider’s report on the subject, an unauthenticated Mac Pro product specifications sheet has been making the rounds, indicating that Apple may forgo inclusion of Intel’s 3.0GHz Xeon 5160 chip in its three Mac Pro standard configurations.

この未確認スペックシートは AppleInsider 以外のマックサイトにも送付されているが、こういうものもあるということで一応載せた。なお、スペックシートによればプロ向けのデスクトップでは、インテル iMac や MacBook Pro と同様に、ATI Technologies のグラフィックチップを採用する方針の戻ったようだ。

The spec sheet, which was sent to several other Mac news sites, is being posted by AppleInsider purely for speculative purposes. Of interest, it suggests that Apple will return to using graphics chips from ATI Technologies within its professional Mac desktops, similar to a move it made with the Intel-based iMac and MacBook Pro.

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2006年 7月 5日

新しいプロセッサには新しい筐体:Pro Mac

Filed under: インテルマック — shiro @ 00:29
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promac

WWDC も間近になり、パワーマック後継機の噂も登場しはじめた。新しいPro Mac は新しい筐体を採用すると Think Secret が伝えている。

Think Secret:”New chip, new case for next Pro Mac at WWDC” by Ryan Katz:7月3日

新しい筐体の Power Mac

Power Mac G5 の後継機は来月の WWDC で発表されるが、Think Secret のつかんだところではこのハイエンドマシンは新しい筐体になるという。

When Apple unveils its Power Mac G5 replacement at its Worldwide Developers Conference (WWDC) next month, the top-of-the-line computer will sport a new enclosure, Think Secret has confirmed.

スペックは公表されていないものの、新しい筐体は従来の PowerPC プロセッサのモデルとは大幅に異なり、Core 2 Duo プロセッサを採用した新しいマシンであることがはっきり分かるものになるという。これまでもアップルは新しいプロセッサには新しい筐体を採用してきた。PowerBook G4、iMac G4、Power Mac G5 はいずれもそうだったが、今年一月に Core Duo 搭載の MacBook Pro を発表したときはそれまでの PowerBook G4 のアルミニウムケースを変えなかったので驚いたひともいたほどだ。

While specifics were not disclosed, the new computer’s case is said to be substantially different enough to make the distinction between the new Intel Core 2 Duo-powered system and its PowerPC predecessor easy to spot. While Apple has traditionally matched new processors with new enclosures—as it did with the PowerBook G4, iMac G4, and Power Mac G5—the company surprised some observers when it debuted the Core Duo-equipped MacBook Pro in January clad in the alumnium skin of the last PowerBook G4.

ハイエンドはクワドコアも

新しいマックの品揃えは直近の Power Mac G5 と同じように、ローエンドとミッドレンジではシングルのデューアルコアプロセッサを採用、ハイエンドはデューアルのデューアルコア(すなわちクワドコア)になるといわれている。

Configurations of the new Mac are said to be similar to those of the most recent Power Mac G5, including a single dual-core processor in the low- and mid-range systems, and a dual dual-core (quad core) system at the top end.

MacBook Pro はどうか

一方、情報筋によれば、インテルのモバイル Core 2 Duo プロセッサ採用時には MacBook Pro も新しい筐体になるという。デスクトップの Core 2 Duo(コードネーム Conroe)については今月末発表の予定だが、モバイル版の Merom については秋までは登場しないだろうという。したがって、新しい MacBook Pro は WWDC では登場しないと思われる。ただし、最近出た 2.33GHz Core Duo プロセッサへの変更はありうる。

Meanwhile, sources say that a new enclosure is waiting for the and will be released when that system adopts Intel’s mobile Core 2 Duo processor; while desktop Core 2 Duo, code-named Conroe, is slated for release later this month, the mobile variety, code-named Merom, is not expected until the Fall. Accordingly, new MacBook Pro systems are not expected at WWDC, although a bump at the high-end to the recently announced 2.33GHz Core Duo processor is possible.

インテル Xserve も間近かか

一方、インテルサーバー Xserve については情報筋の意見が分かれている。WWDC 以前に出るというものもいれば、WWDC の場で登場するというものもいる。先週、いくつかの証拠から発表間近だと述べたところだが、すでにアップルではインテルのデューアルコアプロセッサ Xeon(コードネーム Woodcrest)を搭載した Xserve を動かしているとの話もあり、最終テスト段階は終了しているものと考えられる。

Sources remain divided regarding when Apple will announce the new Intel-based Xserve, with some expecting it ahead of WWDC and others at the conference itself. Last week, Think Secret sources citing several pieces of evidence suggested an announcement could arrive very soon. Apple is said to already be employing the new Xserves, which are powered by Intel’s dual-core Xeon processor (code-named Woodcrest), and it is believed that final testing of the systems is wrapping up.

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2006年 5月 3日

アップルがデスクトップを制覇するための究極の秘策

appleadobe

Robert X. Cringely が連続して繰り出すパンチが冴えている。

先週 Cringely は、OS X 10.5 に Windows API を実装することによってマックで Windows が動くようにするだろうと書いた。

PBS:”Native Speaker: There May Be an End-run for Apple Around Windows After All” by Robert X. Cringely:4月20日

事情をよく知っていると自認するひとたちは、Cringely が書いたものを読むと居ても立ってもいられない気持ちになるようだ。「そんなバカなことがあるか」という訳だ。

Daring Fireball の John Gruber もそのひとりだ。

Daring Fireball:”Several Asinine and/or Risky Ideas Regarding Apple’s Strategy That Boot Camp Does Not Portend” by John Gruber:4月10日

Cringely のような輩(やから)は、マイクロソフトとアップルのことを大袈裟なドラマに仕立てて、テクノコラムを書くネタにしているのだと手厳しい。

いちばん直裁(ちょくさい)な反発を示したのは Buzz Out Loud の Veronica Belmont だろう。

Buzz Out Loud from CNET:”BuzzCast 04/21/06 – Tom is lazy“:4月22日[ポッドキャスト → Download MP3

そんなバカな! そんなこと起きるわけないでしょ。マイクロソフトが許さないわよ。・・・ 決して。 あ〜、クリンジリー、気が狂いそうだわ! 本当よ!

Stop being crazy!  That’s not going to happen.  Microsoft would not allow that happen…  There is no way.  Ah! Cringely, you drive me crazy! You really really do!

ポッドキャストのせいもあって、生の感情が良く伝わる。

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今週の Cringely は、アップルがデスクトップの覇権を握るための秘策を披露している。なんと Adobe を買収しろというのだ!

PBS:”Killer Apps: For Apple’s Windows Strategy to Work, It Must Replace Microsoft Office and Buy Adobe Systems” by Robert X. Cringely:4月27日

Cringely にペンを取らせた背景は二つある。ひとつは、マックで Windows が動くことをアップルが「公然と」(Boot Camp で)認めたこと。このあとアップルがどこへ向かうのか興味津々(しんしん)という訳だ。もう一つは、アップルが Apperture の開発チームの首をすげ替えたこと。いったい何があったかという訳だ。

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今週の Cringely のタイトルは「キラーアプリ」(Killer Apps)だ。

この大胆な戦略[注:Mac OS X に Windows API を実装する]は、来年一月に Windows Vista なるものが出荷されても、それは実のところ Windows XP SP4 に新しい名前を付けたにすぎないという非常に蓋然性(がいぜんせい)の高い予想を踏まえているものだ。マイクロソフトはあまりに肥大化し、麻痺しすぎたので、そうなる可能性が大なのだ。ここで欠けているのは、マイクロソフトの OS 戦略に対しアップルがどんなアプリケーション戦略(application strategy)で応えるかという視点だ。というのも、マイクロソフトの本当の力の源泉は Windows ではなく Microsoft Office にあるからだ。幸いなことに、アップルには「アプリケーション計画」があり、しかもそれが稼働中だと私は信ずる。それをここで説明していきたい。

This bold strategy is based on the high probability that — if something called Windows Vista ships at all next January — it will really be Windows XP SP4 with a new name. Microsoft is so bloated and paralyzed that this could happen, but what’s missing is an Apple application strategy to go with this operating system strategy, because Microsoft’s true power lies not in Windows, but in Microsoft Office. Fortunately for Apple, I believe there is an application plan in the works, and I will describe it here.

今日の Windows は以前に比べてセキュリティの面でより脆弱(ぜいじゃく)になっている。Windows は、上り坂の OS というより、それに堪えて付いていかなければならない代物(しろもの)になっている。

The two key differences between that time and this are that Apple isn’t IBM, and this isn’t 1989. Windows is far more vulnerable today than it was then from a security standpoint. Rather than being an OS on the way up, as it was then, today Windows is the OS we tolerate.

Microsoft Office がなければ、マイクロソフトは時代遅れで安全性に欠ける OS を持った会社というに過ぎない。もしアップルが、本気で Windows ユーザーを獲得する気があり、そのためにはマイクロソフトと真正面からぶっつかることも辞さないということなら、アップル版の Office を作るという考えを場合によっては引っ込めて、ウインドウズ版の Office が不思議なことにマックでも動くと認めるぐらいでなければならない。もっとも、そうなりそうにない理由はいっぱいある。マイクロソフトがインテルマック用 Mac Office に力を入れる(それは Windows が動くということでもあるのだが)というのもそのひとつだ。そんな Office は[異なるプラットフォームにまたがる]ハイブリッド製品であり、ウインドウズ版より見栄えがよく、尚かつ 100 %の互換性があり、しかもマイクロソフトに新規に大きな利益をもたらすのだ。これこそマイクロソフトがアップルに対して破壊的行為に出るのを防ぐニンジンの役割を果たすものだ。

Without Office, Microsoft is just a company with an archaic and insecure OS. If Apple does go ahead to compete head-to-head with Microsoft for Microsoft’s own Windows customers, Cupertino will have to be ready in case Mac Office is withdrawn and Windows Office mysteriously breaks on Apple hardware. There is a good likelihood this won’t happen, especially if Microsoft can find a way to rev Mac Office for IntelMacs sorta running Windows — a hybrid product that would look better than the Windows version while retaining 100 percent compatibility and generating an enormous new revenue stream for Redmond. This is the carrot Apple will use to keep Microsoft from doing something truly destructive.

しかしながら、Microsoft Office の代替品を作ったからといって問題が解決する訳ではない。アップルのアプリケーション構成にはまだ脆弱性(application vulnerability)がある。一般事務ソフトについてマイクロソフトに頼っているように、コアとなるメディアやグラフィックソフトについても、アップルは Adobe に頼っているのだ。

But finding an alternative to Microsoft Office won’t fully solve Apple’s application vulnerability. That’s because for its core media and graphics markets Apple is as dependent on Adobe as it is Microsoft for the general office market. And now that Adobe owns Macromedia, Apple is even more vulnerable.

それなのに、Adobe はアップルと一定の距離を置いているようにみえる。

Steve Jobs は、Windows のアプリケーションがアップルのハイブリッドなプラットフォームで猛烈なスピードで動くことを望む一方、そのソフトがクズみたいなひどいものに見えることも望んでいる。単に抜け穴をうまく利用してではなく、実力でマイクロソフトを打ち負かしたいと、Jobs は心の奥底で思っているのだ。したがって、OS X のソフトを作っている独立系ソフトウェア会社(ISV = Independent Software Vendors)の筆頭については、これからも OS X のソフトを作り続けてもらわなければ困るのだ。他でもない、Adobe のことをいっているのだ。

Steve wants Windows applications to run like crazy on his hybrid platform but to look like crap. In his heart of hearts, he’d still like to beat Microsoft on the merits, not just by leveraging some clever loophole. So he needs the top ISVs who are currently writing for OS X to continue writing for OS X, and that especially means Adobe.

ma

確実にそうする方法はたったひとつしかない。アップルが Adobe を買収することだ。

There’s only one way to make that happen for sure, and that’s for Apple to buy Adobe.

・・・Adobe 買収案はこういうことなのだ。

アップルにはたっぷりカネがあるから、難しいことではない。マーケットだってよろこぶだろう。そうなれば、Adobe の Premiere はやめて Final Cut Pro の勝ちになるだろうし、Aperture はボツにして Photoshop が王座を占めることになるだろう、と Cringely はいう。

そして、最後をつぎのように結ぶ。

ほら、今週アップルが Aperture 開発チームを全員首にしたというもそういう訳じゃないのか。

Hey, could that be why Apple is rumored to have this week just laid-off its entire Aperture development group?

かもしれないぞ。

Could be.

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ここでは割愛したが、マイクロソフトがマック版 Internet Explorer から手を引くのに備えて Safari を開発したことや、インテルから AMD へのスイッチをも視野に入れたコンティンジェンシープラン(非常事態計画、contingency plan)について言及しているところもおもしろい。

本当の意味でのオープンフォーマットとは、ソフトメーカーがなくなってもなおドキュメントファイルが読めるようなものでなくてはならないと論じているところや、それにも拘らずオープンという点で問題のあるマイクロソフトの Open XML format(次期 Office バージョンに搭載予定)をアップルが支持し、なおかつ ECMA への提出まで支持した背景にある深謀遠慮に触れているところも実に興味深い。

例によって、Cringely 流のおもしろい話がこれでもかと随所にちりばめられているが、残念ながらここでは割愛する。

Cringely の面目躍如(めんもくやくじょ)というところだが、こんどはどんな「反発」を招くだろうか。

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2006年 4月 11日

ポッドキャストも Boot Camp

Laporte_Dvorak

[John C. Dvorak and Leo Laporte in TWiT]

ポッドキャストがおもしろい。

ネットを賑わしている Boot Camp についても、早速ポッドキャストがいくつか出ている。

Mwpc

「Macworld Podcasts」は、記事と連動しているところがいい。

Macworld:”Macworld Podcast #35: Boot Camp” by Cyrus Farivar:4月5日[→ 14 分

4月5日の最新号はすばり「Boot Camp」だ。Mac mini Core Duo に Boot Camp を使って Windows XP をインストールしたばかりの Rob Griffith がその様子を語る。

先日の記事になかった部分として、
・外付けドライブで起動できるか
・どんなユーザーが使うと思うか
・どんな問題が生じる可能性があるか
についても触れている。

唯一の懸念材料としては、長期的にみて、デベロッパがわざわざマック版のアプリを作らなくなるのではないかということがある。マウスボタンを2回クリックするだけでウインドウズが起動するのだから、ウインドウズ版を使ってくれという訳だ。

Macworld の記事を書いたライターが、生の声でしゃべるのを聞くのはなかなかおもしろい。Boot Camp が、アップルらしい操作感で分かりやすいという興奮が、テキスト版より直裁(ちょくさい)に伝わってくる。

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Twit

Boot Camp を扱ったもうひとつのポッドキャストは、「this WEEK in TECH」略して「TWiT」の最新号(4月10日)だ。

TWiT.tv:”TWiT 49: Mind the Lag” by Leo Laporte:4月10日[→ 50

TWiT は、マックだけでなく PC 一般の話題が対象だ。司会の Leo Laporte に、John C. Dvorak を筆頭とする辛口のメンバーが、前の週に起きたことを撫(な)で斬りにするのだからおもしろくない訳がない。

Boot Camp については、John C. Dvorak:まだ試し始めたばかり(Just testing the water …)、Kevin Rose/Digg:まだ完成品にはほど遠い(definitely beta version)という発言も。作業途中でパーティションを切る(non-destructive partition)と、問題が生ずることもあるようだ。

Boot Camp から仮想化(virtualization)まで話が弾む。Merom、Conroe になればハード的に multi-boot がサポートされるとみんな興奮。

傑作だったのは、ゲスト出演したマイクロソフトの Robert Scoble が、300 ドルもする Windows XP の正規版がマイクロソフトの社員価格だと 60 ドルだとバラしてみんなを唖然とさせたこと。

TWiT はとてもおもしろいのだが、なにせ時間が長い(1時間)。集中しなければならず、「ながら聞き」ができないので、その間ほかのことが手に付かない。結局、通勤電車の中で聞いている。

引き出しに放り込んでいた iPod がまた日の目を見た。第三世代の 20 GB(600 曲いれてもまだガバガバ)なので容量に不足はない。バッテリーの持ちが悪く、二往復に耐えないのが問題だけれど・・・

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Xponmbp

さて、Boot Camp を扱った最後のポッドキャストは、「某店パソコン販売員のポッドキャスティング」だ。

某店パソコン販売員のポッドキャスティング:”ラジオ第122“:4月7日[→ 5

5分間と短いので気楽に聞ける。

新しモノが苦手な筆者が、ポッドキャストを聞くようになったのは実はこのサイトのおかげ

短い時間にあれもこれも詰め込むせわしないポッドキャストが多い中で、いまどき珍しい悠揚(ゆうよう)迫らぬ語り口はそれだけでも貴重だ。決して興奮せずクールなところが何ともいえない魅力。

そんなボブさんが、「もうウインドウズマシンなんていらねぇんじゃネェか」とか「コンピュータを作っているメーカーが本気を出したらこういうことになるんだなあ」というのだから、これは必見、じゃなくて必聴だ。

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・・・ということで、目下ポッドキャストにハマっている。

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2006年 4月 7日

Boot Camp のロゴに隠された秘密

bootcamp_logo

アップルが新しく発表した Boot Camp の名前やロゴについてはうがった見方があるようだ。

まず、ロゴについて・・・

Daring Fireball:”Windows: The New Classic” by John Gruber:4月6日

Boot Camp のロゴもこの考え[注:ウインドウズは二流になった]をサポートしているように思える。このロゴはウインドウズのロゴを粗悪にしたものだ。カラーをモノクロに変え、4枚のパネルの間に X を隠して。(FedEx のロゴに矢印が隠されているように。)

Even the Boot Camp logo reinforces this. It’s a bastardized variant of Microsoft’s Windows logo, sans color, and with the whitespace between the four panels forming a hidden “X”, à la the hidden arrow in FedEx’s logo.

fedexlogo

撃ち合いをしたら Mac OS X の方が勝つというにっちもさっちもいかない状態にマイクロソフトはおかれている。マックの方が見栄えもよく、デザインもよく、もっとエキサイティングで、もっと魅力的で、もっと満足がいくものなのだから・・・

They (Microsoft, that is) are stuck with the fact that in a fair shoot-out, Mac OS X is better. It looks better, itユs better designed, itユs more exciting, more intriguing, more satisfying.

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また、マックのソフトとしては異様な「新兵訓練所」(Boot Camp)という名前について問題と感じるひともいるようだ。

bootcamp-1

BusinessWeek:”Boot Camp — What’s in a name?” by Peter Burrows:4月6日

同僚にいわれて、Boot Camp という名前について考えさせられた。起動する(booting up)ということばと関連があるのは明らかだ。それは分かる。しかし、この名前にはそれ以上の隠された攻撃的意図があるのではないか。たいていの人は boot camp ということばで、精神的にも肉体的にも惨めな状態で訓練を強制され、精神的にも肉体的にももっと惨めな戦争に狩り出されるというイメージを思い浮かべるのではないか。あなたはそれでもいいかもしれない。しかし、面白半分でやるようなことではないと思う。

Our Tech Channel editor Tom Giles got me thinking about the name Apple chose for the beta of its new software to let users load Windows on their Intel-based Macs. There’s the obvious reference to booting up. That I get. But the name seems more than a little passive aggressive, no? After all, most people’s perception of an actual boot camp is of a miserable, mentally and physically taxing form of forced training that is imposed on people before they go into an even more mentally and physically taxing experience: war. It may be good for you, but it’s not something you do for kicks.

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はてさて、どんな意味が込められているものか・・・

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2006年 4月 6日

Boot Camp はチョー簡単!:テストレポートとインストールビデオ

bootloader

アップル自ら Windows XP をインテルマックにインストールする道を開いたことで騒然となっている。

先日、narf と blanka のハッカー版を試した Macworld の Rob Griffiths が、早速アップルのブートローダ Boot Camp を試した。

まだとりあえずの報告だが、先日のレポートと同じで説得力がある。

Macworld:”Signing up for Boot Camp: Apple software simplifies XP installation” by Rob Griffiths:4月5日

まず全体の印象はどうか

アップルの Boot Camp パブリックベータを Mac mini Core Duo にインストールしながら頭に浮かんだことばがある。「簡単」ということばだ。Windows XP をインストールするのは、とても簡単だ。起動する OS の選択も、とても簡単だ。必要なドライバをインストールするのも、何度も繰り返して恐縮だが、簡単・かんたん・カンタンだ。

One word kept coming to mind Wednesday, as I sat down to install Apple’s Boot Camp public beta on my Mac mini Core Duo—simple. Using the software to install Windows XP on my machine? A very simple process. Choosing which OS to boot? Also simple. Installing the necessary drivers? At the risk of repeating myself, simple, simple, and did I mention simple?

前回のハッカー版(OnMac project)のときとは大違いだ。

That’s a far cry from my previous experience trying to get Windows XP to run on an Intel-based Mac. A few weeks ago, I used the OnMac.net project’s work to install Windows XP on a Mac mini Core Duo. I enjoyed some success with the hack, but not without my share of adventures.

ハッカー版とはなにが違うか

ハッカー版とアップルの Boot Camp とは何が違うのか。コンピュータの知識の多少に拘らず、誰がやっても完璧で使用可能(complete and usable)だということだ。

The biggest difference between Apple’s Boot Camp and the OnMac project is that Apple’s solution is complete and usable by someone of nearly any level of computing knowledge.

インストール作業はどんなものか

始めてから完了するまで、かかった時間は40分というところか。(ハッカー版の場合はたっぷり9時間はかかった。)作業の大半は XP のインストール時間だった。準備作業は10分くらい。非常に重要なことは、一切 PC を必要としないという点だ。それだけでも作業がとても簡単になる。

From start to finish, while working on the daily hints updates at the same time, the whole process took me maybe 40 minutes. I spent most of that time in the XP installer; the preparation steps took only about 10 minutes. Most important, you don’t need access to a PC in any way to do this; that alone makes installing Windows XP on a Mac much more doable for many people.

By way of comparison, using the OnMac.net hack took me a total of nine hours to get everything up and running.

ハッカー版の難しさを10中9とすれば、Boot Camp は2に過ぎない。

インストール作業について

Partitionxp-1

作業の詳細はレポートを見ていただくとして、いくつかのポイントだけ・・・

・作業に必要な Windows XP Drivers CD の作成もチョー簡単

・パーティションを切るときも、ハードディスクを初期化する必要がないので、データも失われない

・Windows XP そのもののインストール時間は20分ぐらい

・ブートローダ(起動ディスクの選択)もとても簡単

・起動時間:OS X 19 秒、XP 36 秒

唯一困った点

Windows XP のインストール回数には制限があるので、その限度を超えたときはサービスデスクから新しい番号をもらう必要がある。自分のインストールディスクがそうだったが、サービスデスクはなんとインドにあった・・・

I had one minor issue when I went to activate my Windows XP installation—I wasn’t allowed to do so. Due to all the reinstalls during the previous experiment, I’d used up all my grace activations, I guess. Thankfully, the fix is easy, if not a bit annoying. An onscreen helper appears with a really long number (nine sets of six digits per set) and a phone number. Dial the number, read all 54 digits to a computer (which takes a while). After a brief chat with a representative in India, you get a new activation number to use in the assistant. At no point did anyone ask what type of machine I was installing XP on (though I kept hoping they would ask). After I entered the new number, Windows XP activated without any issues.

ゲームができる!

・Windows XP Drivers CD には Windows XP を使うのに必要なドライバが全て(video, audio, wireless, Bluetooth, and everything else)はいっている

アップルがセットにしてくれた一番重要なもの、それはネイティブのビデオドライバだ。mini の分だけでなく iMac や MacBook Pro の分まではいっている。ネイティブのビデオサポートがあれば DirectX や OpenGL を使うソフト、即ち QuickTime HD movie、Windows Media Player movie、CAD プログラム、3D  レンダリングソフトが使える。それだけではない、ゲームもできる!

The most important drivers that Apple brings to the XP party are the native video drivers—not just for the mini, but for the MacBook Pro and iMac as well. With native video support, you can now run things that depend on DirectX and OpenGL—things like QuickTime HD movies, Windows Media Player HD movies, CAD programs, 3D rendering applications, and…games!

ハッカー版のときもそうだったが、Boot Camp でも、XP mini の使用感はフル装備の PC と変わらない。むしろ、ドライバやきびきびした動作のためもっと速く感じられる。

As with the OnMac project, using a Boot Camp-installed XP on the mini is like using XP on any full-fledged PC—only more so since all the driver support is present. Everything I tested just worked.

みんなの関心があるのはゲームだろう。DirectX や OpenGL がサポートされるおかげで、PC のゲームの世界が突如としてインテルマックでも可能になったのだ! (mini のミニマムメモリーでは十分でないゲームもあるが・・・)

The difference in XP’s speed with native video drivers is very noticeable. You can quickly drag windows—their contents display and scroll very quickly, and the overall interface just feels more responsive. But nobody cares about the user interface. What everyone really cares about is gaming, of course! With DirectX and OpenGL support, the whole world of PC gaming is suddenly available for Intel-based Mac users.

結論はどうか

先に「ウインドウズ XP のインストールは、ガチガチのハッカー(hardcore dedicated techie type)を除いてはとても勧められない」と書いた。それからまだ二週間も経っていないのが信じられない。Boot Camp はまだベータ版だが、それでも私の考えは変わってしまった。インテルマックに XP をインストールするのは、新しい PC に自分でインストールするのと変わらない。いやむしろ簡単になったといえるかもしれない。

Hard to believe it was not even two weeks ago when I wrote: メノI donユt think that installing and using Windows XP on an Intel Mac is at a point today where I could recommend it to anyone other than a hardcore dedicated techie type.” With the release of Boot Camp, even in beta form, my opinion has changed. Installing XP on an Intel Mac is no harder than installing it on a new PC yourself—you might even say that it’s simpler.

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ポッドキャスはこちら

Macworld は早速ポッドキャストで、Rob Griffiths に Boot Camp について語らせている。

Macworld:”Macworld Podcast #35: Boot Camp” by Cyrus Farivar:4月5日

Rob Griffiths はハッカー版で苦労しまくっただけに、アップル版のクールさに興奮しているように見える。

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インストールビデオも登場

Install-Video

さっそく Boot Camp のインストール作業をビデオにするところも現れた。

先にハッカー版のインストールビデオを作成した UNEASYsilence だ。その手際のよさには恐れ入る。

UNEASYsilence:”VIDEO of the NEW “Boot Camp” Windows XP loader“:4月5日

まさに百聞は一見に如かず、だ。

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追記:(4月7日)

もうひとつ、すてきなポッドキャストがあった。

某店パソコン販売員のポッドキャスティング:”ラジオ第122回“:4月7日

MacBook Pro で Windows XP がサクサク動く様子を報告。写真もあってとても楽しい。

ボブさんの興奮の声を是非お聞きください。

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Boot Camp:アップル版デューアルブート

bootcamp

大変なことになった! 超弩級の爆弾発表だ。

アップルの Boot Camp を使うと、Windows XP をインテルマックにインストールできる。

アップルのサイトから今すぐパブリックベータがダウンロードできるのだ。

narf と blanka のハッキングから簡単インストールの日が近いことをみんなが感じ始めたばかりだった。

アップル自ら純正版を発表してしまったのだ。

Boot Camp をインストールすれば、Mac OS X と Windows XP のデューアルブートが今すぐ可能になる。しかもハッカー版より簡単みたいだ。なにしろこちらは純正版だ。

試用版がダウンロードできるのは期間限定だそうだが、次期バージョン Mac OS X 10.5 Leopard には標準搭載される予定という。

これは大変なことになった。

インテルマックで Windows XP も Mac OS X もどちらも使えるとなったら、ウインドウズユーザーはどうするのだろうか。

Windows Vista の登場まで待って新しいウインドウズマシンを買うのか、それとも今すぐにインテルマックを買ってウインドウズを走らせるのか・・・

参考:

・Apple News Release:”Apple Introduces Boot Camp“:4月5日
・アップルニュースリリース:”アップル、Boot Campを発表“:4月5日
・CNN:”Apple OKs Intel-Macs to run Windows XP“:4月5日
・BBC:”Apple makes Macs run Windows XP“:4月5日
・Reuters:”Apple unveils software to permit Windows use“:4月5日
・BusinessWeek:”News Flash: Apple Introduces “Boot Camp” To Run Windows XP on Macs“:4月5日
・CNET:”Apple: Windows on a Mac is here“:4月5日
・CNET Japan:”アップル、「Boot Camp」を公開–Intel MacでWindows XPが利用可能に“:4月5日
・Macworld:”New Apple software lets Intel Macs boot Windows“:4月5日
・eWeek:”Apple Sends Macs to Windows Boot Camp“:4月5日
・Think Secret:”Apple adds Windows booting feature to Mac OS X“:4月5日
・AppleInsider:”Apple’s “Boot Camp” beta runs Windows XP on Macs“:4月5日
・MacBidouille:”Apple wanted to win the XP on Mac $10,000 prize“:4月5日
・TUAW:”Apple introduces Boot Camp“:4月5日
・Paul Thurrott’s Internet Nexus:”Apple Introduces Boot Camp“:4月5日

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