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2007年 6月 16日

Diana Krall Live in Paris

Filed under: 音楽 — shiro @ 21:21
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dianakrall

Diana Krall については Shigeki Kawahara 氏のサイトで初めて知った。

The Days of Smooth Jazz and Mac:”Diana Krall: “Chirstmas Songs”〜Jazzyなクリスマスソングはいかがでしょうか” by Shigeki Kawahara:2006 年12月23日

ハスキーな声とノリのいいピアノタッチがとても素敵だ。すっかり彼女のファンになってしまった。

YouTube で探してはせっせと聴いているが、パリ、オランピア劇場でのライブ(2001年)は特にすばらしい。

その中から、”I Love Being Here With You”

ジャズピアノとボーカルをたっぷり堪能させてくれる。彼女をサポートするバンドとの、特にギター(Anthony Wilson)との掛け合いがすばらしい。

これぞクールの女王だ!

パリの聴衆の反応もよく、みな楽しそうだ。

Shigeki Kawahara 氏に感謝。

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2007年 4月 23日

懐かしの70年代:Terry McMillan

Filed under: ビデオ,音楽 — shiro @ 22:24
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terry_mcmillan

いまは亡き Terry McMillan のハーモニカ。

むせぶが如く、泣くが如く、ただすばらしい・・・

ナッシュビルで Chet Atkins に見いだされ、しばらくは彼と組んだ。

このビデオは 1978 年のライブ。ぴったりと息の合ったところを見せる。

YouTube Video:”Chet Atkins & Terry McMillan ‘Don’t Think Twice It’s Alright’“[03:39]| Added February 03, 2007 | From: PrancinFilly
YouTube Video:”Chet Atkins – ‘Don’t Think Twice It’s Alright’

Chet Atkins のギターと Terry McMillan のハーモニカ。夢の競演だ。

chet&terry

YouTube では70年代のこんなビデオも見つかるのだからうれしい。

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2007年 2月 9日

ビートルズの Yellow Submarine iPod

Filed under: アップル,音楽 — shiro @ 19:39
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YellowSubmarine

ビートルズとの和解がもたらす非常に刺激的な話が Cult of Mac に載っている。

Wired News:”IPod Will Be the New CD” by Leander Kahney  [Cult of Mac]:2月6日

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ビートルズ との和解

ビートルズとの和解によって iPod に大きな変化が起きつつある。今や iPod は新しい CD になろうとしているのだ。

Big changes are afoot for the iPod in the wake of the Beatles settlement — the iPod is about to become the new CD.

ApplevsApple

アップル(Apple Inc.)とビートルズ(Apple Corps)は、15年に及ぶ「アップル」の商標についての訴訟が、Steve Jobs に有利な形で解決したと発表した

On Monday, Apple Inc. and the Beatles’ Apple Corps announced that a 15-year legal spat over the “Apple” trademark had been settled in Steve Jobs’ favor.

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音楽入り iPod

しかし、最大のニュースは共同プレスリリースには触れられていなかった。Jobs は新しい契約によって、あらかじめ音楽を入れた iPod を売れるようになったのだ。

But the biggest news wasn’t mentioned at all in the joint press release: The new contract clears the way for Jobs to sell iPods loaded with music.

だからどうしたって?

Who cares?

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iPod CD になる

それはこういうことだ。iPod が新しい CD になり得るということなのだ。もし、アップルが安価な iPod シャッフルにあらかじめ新しいホットなアルバムやアーチストのカタログを入れて提供できるとなったら尚更だ。想像してもご覧なさい。人気バンドの名前を冠した安いスペシャルエディション iPod が、そのバンドの新アルバムや全カタログを入れてどっと出てくるのを・・・

Well, the iPod could become the new CD, especially if Apple starts offering cheap shuffle iPods pre-loaded with hot new albums or artists’ catalogs. Imagine a whole range of inexpensive, special-edition iPods branded with popular bands containing a new album, or their whole catalogs.

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フラッシュメモリー

フラッシュメモリードライブはとても安くなったので、ソフトを入れて売るソフト会社まで出てきた。たとえば、H&R Block は税務申告用ソフトの最新バージョンをフラッシュドライブに入れて 40 ドルで販売している。これは CD バージョンと同じ価格だ。音楽を何曲か入れ、安いイヤフォンを付けたとして、アップルにとって如何ほどのコスト増になるだろうか。

Flash-memory drives are now so cheap, software companies are starting to use them to ship software. H&R Block, for example, is selling the latest version of its tax-preparation software on a flash drive for $40 — the same price as the CD version. How much would it cost Apple to add a few music chips and some cheap earbuds?

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15年契約の縛り

アップルコンピュータとビートルズ(Apple Corps)の間の15年を経た契約のせいで、アップルはそれが出来なかった。Jobs のアップルは、この契約のために、音楽会社として CD や「(ローリングストーンのコンパクトディスクみたいな)事前に録音されたコンテンツを提供する物理メディア」を販売することができなかった。

Apple was prevented from doing this until now by the 15-year-old contract between Apple Corps, the Beatles’ music company, and Apple Computer. This contract precluded Jobs’ Apple from acting as a music company and from selling CDs or “physical media delivering prerecorded content … (such as a compact disc of the Rolling Stones’ music).”

もちろんアップルは、ダウンロードによる音楽販売は永年にわたってやってきた。しかし、この条項のために、あらかじめ音楽のはいった iPod を販売することは出来なかったのだ。

Apple has been selling music as downloads for years, of course, but thanks to this clause, the company couldn’t sell an iPod with music already loaded onto it.

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U2 スペシャルエディション

U2_iPod

U2 スペシャルエディションの iPod が出荷されたとき、オンラインでカタログをダウンロードできるバウチャー[引換券]が付いていたのもそういうわけだ。ビートルズとの契約が、あらかじめ U2 iPod に U2 の音楽を入れることを禁じていたのだ。

That’s why the U2 special-edition iPod ships with a voucher for downloading the band’s catalog online. The Beatles contract prevents Apple from pre-loading the U2 iPod with U2’s music.

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Yellow Submarine iPod

Beatles

間違いなくこの状態は変わる。間もなくアップルは、曲の入ったいろいろな iPod を提供することになるだろう。

That is undoubtedly going to change. Apple will soon offer a range of iPods pre-loaded with tunes.

最初に登場するのは、噂のビートルズのスペシャルエディション Yellow Submarine iPod だろう。バレンタインズデーの週に出るという噂だ。

First up will likely be the widely rumored Beatles special-edition Yellow Submarine iPod, tipped to be released in just over a week on Valentine’s Day.

FabFour

ビートルズファンは、Fab Four[Fabulous Four、素晴らしき四人組、ビートルズの別名]の全カタログを熱望してきたが、現在マスターを新たに起こす作業が行われており、圧縮されていない形で入手できることになるだろう。あらかじめ iPod に入れて売るのよりいい方法なんてあるだろうか。ビートルズファンはギガバイト分のデータを iTunes からダウンロードしなくても済むのだから。

Beatles fans are hoping that the Fab Four’s entire catalog, currently being remastered, will be available in uncompressed format. What better way to deliver it than preloaded onto an iPod, instead of forcing fans to download gigabytes of data from iTunes?

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すべての iPod

また、アップルはすべての新しい iPod にサンプル曲を入れることになるだろう。マイクロソフトの Zune が現在やっているように。これでまたアップルは余分のキャッシュを手にすることになるだろうが、これはとてもうま味のある話だ。レコード会社は、曲が演奏される都度支払うものだ。飛ぶように売れる iPod にバンドの新曲(シングル)を入れるのはとても魅力的だから、新しいタイプのリベートも生まれようというものだ。

Apple will also start loading sample tunes onto all new iPods, just like Microsoft’s Zune currently does. This will be extra cash for Apple, and possibly quite lucrative — the labels will pay to play. Getting a band’s new single loaded onto a hot-selling iPod could prove so desirable that a new type of payola is born.

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限定版 iPod

その他、あらゆる種類の限定版 iPod が出るだろう。アーチストブランドのもの、バンドやジャンル別のものなどだ。当然ボックスセットも。Rolling Stones Sticky Fingers の iPod、Motown iPod、British Invasion iPod などなど。

Then there will be all kinds of new limited-edition iPods, branded by artist, band or genre. Boxed sets are a natural: the Rolling Stones Sticky Fingers iPod, the Motown iPod, the British Invasion iPod.

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格安 iPod シャッフル

ipodshuffle

なかでも、最もエキサイティングなのはアーチスト名を冠した格安 iPod シャッフルだ。新曲アルバムやカタログの一部がはいっている。アップルにとって最大のリスクは過剰在庫を抱えることだ。もし、Kevin Federline のスペシャル版が大失敗に終わったらどうするか。問題の解決は簡単だ。スキンが剥がれる(peel-off)形にしておいて、つぎのホットなバンドが登場したとき録音し直せばいいのだ。

But most exciting, there may be a whole range of dirt-cheap iPod shuffles branded by artist, containing their new albums or portions of their catalogs. The biggest risk for Apple is excess inventory. What if the new Kevin Federline special edition bombs? But that’s easily solved: Make the skin a peel-off and overdub leftovers when the next hot band comes along.

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何でも、どこでも

これらの新しい、安い iPod アルバムは、バス停でも空港でも販売できる。インスタントミュージックだ。コンピュータすら要らない。バンドなら、あらかじめ曲のはいった iPod をコンサートで売れる。終わったばかりのコンサートを入れてもいい。ブロードウェイショーの iPod や映画のサウンドトラックの iPod もあり得る。小売店でカスタムプレイリストを焼き付けてもいい。

These cheap album iPods could be sold at bus stations and airports: instant music, no computer required. Bands could sell pre-loaded iPods at concerts, maybe containing the concert they just played. There could be Broadway show iPods, movie soundtrack iPods and iPods burned at retail stores with custom play lists.

iPod にとって、2002 年に iTunes オンラインストアが登場して以来の最大の変化となるだろう。

It’s going to be the biggest change to the iPod since the iTunes online store debuted in 2002.

このアイデアを最初に取り上げた iLounge の Jeremy Horwitz に敬礼!

Hat tip to Jeremy Horwitz at iLounge for first floating this idea.

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なんだかゾクゾクしてくる話だ。これは革命だ。

ビートルズと和解して、名前から「コンピュータ」を落とした背景には、こんな深謀遠慮があったのか・・・

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参考:

・Wired News:”IPod Will Be the New CD” by Leander Kahney  [Cult of Mac]:2月6日
・iLounge:”3 Ways The Beatles May Change iPods and Apple” by Jeremy Horwitz:2月5日
・Infinite Loop:”iPods to become the next distribution medium? Some think so” by Jeff Smykil:2月6日
・MacNN:”Apple to preload iPods with music?“:2月6日
・JupiterResearch:”Beatles Beatles Beatles….” by Mark Mulligan:2月6日

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2006年 12月 17日

懐かしの70年代

久しぶりに The Pointer Sisters を聞いた。

というか、YouTube で見たのだけれど・・・

YouTube Video:”Pointer Sisters With Gaylord Birch“:6月27日

1974 年のライブで、とてもノッてる。一緒の Gaylord Birch のドラムソロもいい。

実の4人姉妹で、リードボーカルは長女 Ruth だったと思う。最初のヒットが “Yes We Can Can” だったはず。

pointersisters1

70年代の雰囲気が蘇ってきたみたいだ。

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付記(12月23日)

ほかにも The Pointer Sisters のビデオがあった。1978年の「Fire」だ。

YouTube Video:”The Pointer Sisters – Fire (1978) HQ

YouTube Video:”The Pointer Sisters – Fire (1979)

3番目のボニーが抜けたあと、トリオとなった Sisters が最初に取り上げたプルース・スプリングスティーンの曲。彼女らの最高のヒットになった。

fire1

あのリズムとメローなボーカルがたまらない。

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2006年 11月 13日

ユニバーサルに屈したマイクロソフト

Filed under: ウェブログ,音楽 — shiro @ 18:52

Zune Brown

iPod キラーといわれる Zune の発売(米国時間11月14日)が近づくにつれて、ハードの機能だけでなく、Zune を取り巻く環境も明らかになってきた。

マイクロソフトがレコード会社にカネを支払うという話もそのひとつだ。曲に対してではない。売れた Zune の数について払うのだという。

WinInfo:”Microsoft Caves to Universal in Music Deal” by Paul Thurrott:11月9日

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膝を屈したマイクロソフト

Universal Logo

マイクロソフトは Zune ミュージックプレーヤを出すに至ったのと同じやけくそのサインを出している。ユニバーサルミュージックグループ(UMG)との尋常でない契約を発表したのだ。その契約によれば、Zune が1台売れるごとにユニバーサルに1ドル払うというものだ。その代わりユニバーサルは、オンラインサービス Zune Marketplace に対しその音楽を販売するライセンスを与えるという。

Sending yet another signal of the same desperation that led to the creation of its Zune music player project, Microsoft this morning announced that it has entered into a highly unusual deal with Universal Music Group. Under the terms of the deal, Microsoft will pay Universal $1 for each Zune device sold; in return, Universal will license its collection of music for sale to the Zune Marketplace online service.

しかし待てよ、とあなたはいうに違いない。ユニバーサルはその収入のほとんどを、すでに音楽のオンライン販売から得ているのではないのか。そして、ユニバーサルは自分が持っている音楽コレクションを、マーケットリーダーのアップルを含む他のオンラインミュージックサービスにすでにライセンスしているのではないか、と。二つの質問に対する答えはイエスだ。もちろんのことアップルは iPod 1台の売り上げに対し1ドルを払ったりはしていないが、ユニバーサルはマイクロソフトが払うのと同じような使用料を、アップルからもぎ取ろうとしているのだとみんな思うかもしれない。

But wait, you say. Doesn’t Universal already keep the majority of income from sales of its music online? And doesn’t Universal already license its collection to other online music services, including that owned by market leader Apple? The answer to both questions, of course, is yes. And Apple certainly isn’t paying Universal $1 per iPod sold, though one might imagine that Universal tried to wrest from Apple a royalty similar to what Microsoft is paying.

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足下を見られた

そうだ、相手がマイクロソフトだと音楽業界はそういうやり方をするのだ。PlaysForSure というデジタルミュージックの失敗や、Zune の身勝手なやり方をみて、ソフトウェアの巨人には駆け引きの余地がないと見透かしたユニバーサルは、プレーヤ1台につきいくらという使用料を要求したのだ。ニューヨークタイムズによれば、緊張したやり取りが数週間も続いた後、この取引が成立したという。

Well, that’s how the music industry crumbles when you’re Microsoft. Sensing that the software giant was in no position to bargain, given the failure of its previous digital music initiative, PlaysForSure, and the uncertain nature of its new Zune go-it-alone approach, Universal demanded the per-player royalty payment. The deal comes “after weeks of tense talks,” according to a report by “The New York Times”.

もしマイクロソフトがこの支払いを蹴ったら、アップルの iTunes ストアのほんの一部に相当する曲だけでスタートせざるを得なかった。(ユニバーサルは世界の音楽マーケットの三分の一を売り上げている。)曲の数が限られていたら、Zune はマーケットに出る前に息の根を絶たれていただろう。アップルはどうかというと、マーケットで支配的な力を握っているのでそんな取引をしなくて済んだのだ。もしユニバーサルが iTunes ストアから引き揚げることになれば、被害を被るのはアップルではなくユニバーサルの方だ。

If Microsoft had vetoed the payments, it would have been forced to go to market with only a portion of the music available on the Apple iTunes Store. (Universal sells one-third of all music worldwide.) That limitation would likely have killed Zune before it even had a chance to fail in the market on its own. Meanwhile, Apple hasn’t been forced to make a similar deal because it enjoys the dominant position in the market. If Universal pulled out of the iTunes Store now, that action would harm Universal more than Apple.

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ユニバーサル以外にも

マイクロソフトにとって事態はもっと悪い。他のレコード会社に対しても同様なロイヤリティ契約を結ぶと、このソフトウェアの巨人は発表したのだ。「我々は Zune に結集する必要がある。高度のビジネス取引なのだ」とマイクロソフトのマーケティングマネージャはいう。

But it gets worse for Microsoft. The software giant also announced that it will offer similar royalty deals to other music industry partners. “We need people to rally behind the Zune,” Microsoft’s general manager of global marketing said. “It’s a higher-level business relationship.”

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貪欲なユニバーサル

Mj Madonna Davidgeffen

[David Geffen, Michael Jackson & Madonna]

ロイヤリティを要求したユニバーサル側の説明は、弁明の余地がないほど貪欲そのものだ。音楽業界の大御所 David Geffen[注:10年前に自分のレコード会社をユニバーサルに売却]はつぎのようにニューヨークタイムズに語っている。「どのプレーヤもカネを払っていない曲を保存するのに使われる。こうすることによってレコード会社は、みんなが曲に払う料金に加えて、コピーされた曲を保存するデバイスについてもカネを取ることができるのだ。」この記事の中で David Geffen は、盗んだ曲のことではなく CD からコピーされた曲(多分その前にカネを払って購入されている)のことを指している。JupiterResearch の最近の報告によれば、アップルは iPod 1台当たり20曲しか売っていないと推定している。iPod の残りの曲のうち 95 %以上はそれまでに買った CD からコピーしたものだ、と。

Universal’s explanation for its royalty demands is as indefensible as it is greedy. “Each of these devices is used to store unpaid-for material,” music mogul David Geffen told “The New York Times”. “This way, on top of the material people do pay for, the record companies are getting paid on the devices storing the copied music.” In the article, Geffen refers not to stolen music but rather music people rip from CDs (that, presumably, were previously purchased). A recent JupiterResearch report estimated that Apple sells only 20 songs per iPod; the remaining songs on the devices, 95 percent or higher, are songs customers ripped from previously purchased CDs.

もちろん音楽業界はこのコピーされた曲の大部分は、他人のコレクションやオンライン共有サービスを通じ何らかの形で盗まれたものだと信じている。そう信じるが故に、生まれながらの貪欲さと相俟(あいま)って、音楽業界は自らのやることをすべてそういう風にしてしまうのだろう。

The music industry believes, of course, that a good portion of those ripped songs were stolen in some way, either from others’ music collections or from online file-sharing services. And that belief, coupled with innate greed, appears to color everything the music industry does.

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この件については、いくつも記事が書かれており、視点はそれぞれ少しずつ異なっているが、反響の大きさが窺われる。

残りの記事についても、サワリを少しだけ・・・

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アップルに対しても要求する:New York Times

ユニバーサルはこの取引によって、来年満了するアップルとの契約更改時に、以後 iPod 売り上げの分け前をよこせと強く主張する手段を与えられたことになるのかもしれない。

In addition, the deal may provide leverage for Universal to insist on a cut of future iPod sales when its existing contract with Apple expires next year.

New York Times:”Microsoft Strikes Deal for Music” by Jeff Leeds:11月9日

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マイクロソフトらしい:Blackfriars’ Marketing

これは典型的なマイクロソフトの例だ。マーケットで独自かつ強力に製品を売り込むために時間とエネルギーを積極的につぎ込む代わりに、競争相手を攻撃する取引を巧妙に結ぶのだ。

This is classic Microsoft: crafting deals to attack competitors instead of spending the time and energy to positively market the product uniquely and powerfully.

Blackfriars’ Marketing:”Microsoft tries to derail the iPod juggernaut with Universal deal” by Carl Howe:11月9日

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アップルをめちゃめちゃに:Macalope

アップルのビジネスモデルをめちゃめちゃにするためだ。

To try to screw up Apple’s business model.

Macalope:”Simple answers to simple questions“:11月9日

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独占的地位の利用:Daring Fireball

マイクロソフトには、冷酷な取引で自らの製品がマーケットリーダーから市場を奪うのを見て見ぬ振りをしてきた歴史がある。経営陣のずる賢さにも一因があるが、しかし大部分は、マーケットにおける独占的地位を利用して、つぎに参入しようとするマーケットを絞り上げることを厭わないのがマイクロソフトの歴史だ。

Microsoft does have a history of making ruthless deals and engaging in conniving business practices that have helped their products overtake existing market leaders. Part of this can certainly be ascribed to executive cunning — but a big part of all such deals in Microsoft’s history is their willingness to use a dominant position in an existing market to put the squeeze on the new market they’re trying to enter.

Daring Fireball:”I’d Buy That for a Dollar” by John Gruber:11月10日

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悪しき先例:Apple Matters

マイクロソフトの今回の動きは悪しき先例となる。明確な証拠もないまま、すべての消費者を盗人にしてしまう。費用はマイクロソフトが負担するから、当面消費者には影響ないといえるかもしれない。しかし iPod だって未来永劫とはいえないから、それを Zune が打ち負かすことになったら、たちまちその費用は消費者が直接支払うものとなるだろう。

Microsoft’s move sets a bad precedent and turns all consumers into thieves without evidence. For the time being one can argue that the agreement is not going to monetarily impact consumers because Microsoft is absorbing the hit. If the Zune prevails over the iPod that won’t last long, the cost will quickly be directly paid by the consumer.

Apple Matters:”A Legitimate Reason to Hate the Zune (And Microsoft Too)” by Chris Seibold:11月10日

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参考:

・WinInfo:”Microsoft Caves to Universal in Music Deal” by Paul Thurrott:11月9日

・New York Times:”Microsoft Strikes Deal for Music” by Jeff Leeds:11月9日

・Blackfriars’ Marketing:”Microsoft tries to derail the iPod juggernaut with Universal deal” by Carl Howe:11月9日

・Macalope:”Simple answers to simple questions“:11月9日

・Daring Fireball:”I’d Buy That for a Dollar” by John Gruber:11月10日

・Apple Matters:”A Legitimate Reason to Hate the Zune (And Microsoft Too)” by Chris Seibold:11月10日

・Reuters:”Microsoft to pay Universal for every Zune sold” by Yinka Adegoke:11月8日

・ITmedia:”「iPod税」ならぬ「Zune税」、MSがレーベルに支払い“[ロイター]:11月9日

・ITmedia:”Zune税はアーティストを支援するため」——MSがコメント“:11月11日

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2005年 9月 1日

アップルは黒船?

Filed under: ひと,音楽 — shiro @ 21:52

どうして iTunes Music Store Japan の開始が遅れたのか、門外漢にはよく分からなかった。

マンガの歌詞にさえ、欄外に著作権の断りを付けなきゃならないお国柄だから、きっとゴタゴタしたことがあるのだろう、と。

Tuda

マックピープル10月号の津田大介氏の解説でよく分かった。(「音楽配信一刀両断」)

カタログ数・価格・DRM の三つのポイントから、日本市場の特殊性を明快に解説している。

Jobs 来日後の CNET Japan に載った同氏の寄稿「ついに日本の音楽業界に風穴を開けてくれたアップル」も大変おもしろかった。

結局日本という国は何らかの「外圧」がないと変われないのかと思うとちょっと寂しい部分もあるが、こんな素敵な外圧なら消費者的には諸手を挙げて大歓迎だったりもする。

iTMSのおかげで日本の音楽配信はようやく本当の意味でのスタートラインに立てたのである。日本の音楽業界は音楽販売チャネルの可能性を大きく広げてくれたAppleに感謝こそすれ、恨む筋合いなんて一つもない。「iPodを私的録音補償金の対象にして、金を巻き上げろ」なんてケツの穴の小さいこと言ってないで、感謝状の一つでも贈ったらどうだろうか。

全体的展望も踏まえ、ユーザーの立場もきちっと押さえたこんな記事は大歓迎だ。

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