maclalalaweblog

2007年 3月 18日

究極のデザイン:iMac は何処へ行く

Filed under: ひと,アップル — shiro @ 12:44

Imac-1

モニターと一体化した iMac の次のデザインはどんなものになるのだろうか。

James Stoup が頭を悩ましている。

Apple Matters:"Where Does the iMac Go From Here?" by James R. Stoup:3月12日

      *      *      *

つぎはどうなる?

初代の iMac は 1998 年に登場した。4年後の 2002 年1月には二代目が、さらにその2年後には三代目(現在)が登場した。いろいろなカラーのチョイスがある卵型として生まれたものが回転ランプ型に変化し、遂には現在の宙に浮かぶウインドウ型に落ち着いた。どれもいいものだが、ひとつ疑問が生じる。いったいこの後はどうなるのだろう?

The original iMac came out in 1998. Four years later, in the first month of 2002, the second version showed up. Two years after that saw the third (and current) design. What started life as a multi-colored egg, morphed into a swiveling lamp and finally settled on a floating window look. All of this is well and good, but it does beg the question: where do you go from here?

G3 iMac を見れば、CRT モニターがいずれなくなることは分かる。G4 iMac を見れば、可動部分が多すぎることも分かる。しかし、現在の iMac に抜本的改良を加えるとしたらどうすればいいだろうか。いったいどうすれば劇的に良くすることができるだろうか。

I can understand looking at the G3 iMac and thinking that the CRT monitor needed to go. And I can understand looking at the G4 iMac and thinking that there were too many moving parts. But how do you look at the current iMac and realistically make a fundamental improvement? How exactly can you make it dramatically better?

待った。「劇的に」ということば強すぎるので「より良く」という程度にしよう。どうすれば iMac をより良くすることがができるだろうか。

Wait, let me change that. Forget dramatically, let’s just go with "better" How would you make the iMac better?

え〜っと、薄くする?

Uh. . . make it thinner?

OK、それから?

Ok, and?

え〜っと、小さくする?

Uh. . . make it smaller?

OK、その他には?

Ok. Anything else?

      *      *      *

可能性は三つ

どうして難しいかお分かりだろう。私の見るところ、iMac を良くする方法はたった三つしかないと思う。

You see the problem? The way I see it, Apple has only three ways of improving this particular product.

1)筐体を薄くする

1.  Make the case thinner.

2)下部にある部品を他の場所に移す(下の白い部分はスペースのムダ使いだからイヤ)

2.  Relocate the components that take up the bottom portion of the fixture (I hate that big waste of white space).

3)スタンドをデザインし直す

3.  Redesign the stand.

      *      *      *

宙に浮くモニター

Minority-Report

残念ながらこのどれをとっても画期的なデザイン変更とはいえない。もっとも、数年のうちにアップルが、ついには多くのSF作家の夢を叶えるかもしれない。すべてのコンピュータが宙に浮くモニターみたいになることは十分にあり得るのだ。ケーブルは電源用の一本だけで、あとはすべてワイヤレス。

Unfortunately, none of these imply groundbreaking redesigns. However, it is possible that, in a few years, Apple might finally achieve the dream of so many Sci Fi writers. They might, and in all likelihood will, release an entire computer that is basically a floating monitor. There will be only one cable, and that will be for power, and everything else will be wireless.

そうなったら、今後技術革新として期待できるのは、同じ形の中にどれだけのコンピュータ能力を詰め込めるかということだけになってしまう。そうなってしまうことが、必ずしも悪いといっているのではない。本当のところ、現在の iMac の形はとても好きだ。フレーム部分もなく、モニターだけが宙に浮かんでいる状態にまですべてを削り取るという考え方を、私はひどく気に入っている。インプットデバイスはすべてワイヤレスで繋がる。とてもすばらしく、ワンダフルで、わくわくすることだと思う。そして、いささか退屈でもある・・・

And once we reach that point, the only innovation we can expect is in squeezing more computer into basically the same shape. Now, I’m not exactly saying that if we reached this point, that it would be a bad thing. I really like the iMac in its current incarnation. And I really like the thought of reducing it to the point of a frameless, floating monitor in which all of my input devices interact in a wireless manner. I think that’s great, wonderful, fabulous…but it’s also kind of boring.

      *      *      *

フォークはフォークだ

いい換えれば、iMac は間もなく究極の形に到達するということなのだ。いずれ(用途が何であれ)最も効率的なデザインに到達するだろうという意味だ。ある意味ではフォークみたいなものだ。みんなも知ってのとおり、フォークは千年以上も存在している。然るに、その基本デザインはあまり変わっていない。2〜4本に分かれた先端があり、握り手と、そしてゆるいカーブだ。いろいろな材料から作られ、いろいろな飾りがついていても、そんな些細な相違にも拘らず、ひと目見ればすぐフォークだと分かる。そして、千年の進歩を経てもなお大した変化は見られないのだ。その間、月に人を送り、音よりも速く空を飛び、インターネットが出現し、心で動かすことのできるマシンを作ろうとしているのに。それにも拘らずステーキを食べるときはローマ人が使ったものと同じ道具を使っている。どうしてか? フォークを使うことより優れた方法なんてないからだ。

In other words, the iMac may soon reach its ideal state. And by that I mean that soon, it will reach the point where (for what it does) it is the most efficient design. In a way, it is kind of like the fork. The fork, as we know it, has been around for more than 1,000 years. And yet, its basic shape hasn’t changed that much. It has 2-4 prongs, a handle, and a slight curve. It can be made of several different materials with various ornamentation, but regardless of these minimal changes you immediately know a fork when you see one. And a thousand years of progress haven’t really changed it. We have put a man on the moon, we can fly faster than the speed of sound, we created the internet, we are working on controlling machines with our minds…and we still eat a steak with the same basic tool the Romans did. Why? Because there really isn’t a better way to do what a fork does than with a fork.

      *      *      *

究極の形

私は予測する。20年以内に全てのコンピュータ(ワークステーションを除く)は、基本的には今日の iMac に似たものとなるだろう、と。これが一番効率的な方法だといずれみんなが気付くようになると思うからだ。そうなったらアップルはどう対処するだろうか。私には分からない。ひょっとしたらその頃には、アップルは三次元の立体モニターへ移行しているかもしれない。しかしそれまでの間は、iMac は究極のデザインに到達したかのようだ。さっきもいったように、これは悪いことではない。ただ、哀しいことかもしれない。何といっても、イノベーションとは常に心躍らせてくれるものだ。それに終わりが来るなんて考えたくない。

I predict that in 20 years every basic computer (not workstation) is going to resemble today’s iMac. If for no other reason than eventually everyone is going to realize there just isn’t a more efficient way of doing things. How Apple will adapt to this, I have no idea. Maybe by the time this happens they will have moved on to three-dimensional displays. But until then the iMac looks to have reached the end of its redesigns. Like I said before, I don’t think this is a bad thing; however, it may be a sad thing. After all, innovation is always inspiring, and I hate to see it end.

      *      *      *

つぎの iMac があるとしたら、そのデザインは本当にどうなるのだろうか。

Jonathan Ive とその仲間たちにとっても難しい課題に違いない。

Technorati Tags: ,

広告

6件のコメント »

  1. 「究極のデザイン:iMacは何処へ行く」と「TidBITS日本語最新版」他

     こん○○は!!ホイヤーです。本日の更新は 「究極のデザイン:iMacは何処へ行く」と「TidBITS日本語最新版TidBITS#870/12-Mar-07」他をご案内いたします。○アンクル・ホイヤーの独り言・・。 きょうは からだ やすませよう・・。○マックな話題・・いろいろ・・。Ti……

    コメント by Macとえいちやin楽天広場 — 2007年 3月 18日 @ 17:03

  2. MacOSでは、上縁に頻繁に使うメニューがあるので、上縁が楽に視野に入ることが非常に重要なポイントで、iMac G5は15インチからはじまったデザインを安易に20インチにまで拡大してしまったせいで、ちょっと背が高くなりすぎた感があります。個人的には、iMacのディスプレイの上縁が目の高さより高い位置より下げることができれば、ドライアイを防げるのでより快適になるとおもいます。iMac G4のデザインでは、ディスプレイは限界まで下げることができましたが、そうするとディスプレイから本体後縁までの距離が非常に長くなるという問題がありました。これらのことから、次世代iMacでは、現行G5の本体下方の無駄スペースを減らすだけでなく、脚の構造に改良が必要だと考えます。

    コメント by matto — 2007年 3月 19日 @ 00:08

  3. 自分はタッチスクリーン機能が付加されて、従来のモニターとしての使い方に加えて、液晶タブレットのように机の上に置くスタイルを選択できるタイプを夢想しています。一時期流れたタッチスクリーンMacの画像でもそれに近い使い方をしていましたが。某漫画家さんの家で使わせていただいた大型液晶タブレットは、とにかく使いやすさが別物で、画面に没頭できる感じです。

    本来、本を読むときは手に持つか斜めの台の上に置き、文章を書くときは机の上に置くのが人類の長い歴史ですから、現在のモニターというのは人間の生理からすると微妙に違うのではないかと、液晶タブレットを使っていて思った次第です。

    コメント by 土岐正造 — 2007年 3月 19日 @ 13:08

  4. > matto さん
    17インチ iMac G5 を使っていて 画面のあちこちに視線を移すだけでなく 顔自体を動かしていることに気付きました
    確かに視野角は 重要な問題のようですね

    > 土岐正造 さん
    タブレット型マックを 私も渇望しています
    ただ デスクトップの iMac とは 別の道を辿りそうな気がしますが・・・

    コメント by shiro — 2007年 3月 20日 @ 07:00

  5. 「iMac」…新デザインで来月にも登場?

    先日の maclalalaweblog さんのエントリー「究極のデザイン:iMac は何処へ行く」を読ませていただきながら、 iMac の次のデザインはどんなものになるのだろうと妄想に耽っていたら・・・APPLE LINKAGE さん経由、AppleInsider では、次世代「iMac」は、新しいデザインになるようだと伝えているではありませんか!!

    おぉ!なんとタイムリーなネタ!!

    それによると…..

    コメント by Blog!NOBON — 2007年 3月 20日 @ 17:18

  6. 次期iMacのデザインは…

    週末は忙しく、ばたばたしてました。 やっとITニュースチェックしたら、びっくりしました。 Apple insiderによると、次期iMacは、20と24インチのみになって、黒が出ると言うのはわかっていましたが、現行モデルよりも軽量化され、CPUはcore 2 duo搭載ということです。 デザ…..

    コメント by 日々是電脳空間 — 2007年 3月 21日 @ 15:41


RSS feed for comments on this post. TrackBack URI

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中