遅ればせながらとうとう Parallels Desktop for Mac をインストールしてしまった。
このスゴいソフトについては何度か紹介したけれど、それでなんとなく自分も分かったように錯覚してしまうところが悪いクセだ。困ったオジサンである。
極め付けは若旦那の記事だった。「あっという間」、「なんなんだ、この簡単さは」ということばににつられた。
若旦那の独り言:”あっという間のParallels“:6月10日
・・・そこまではいい。
困ったオジサンのおバカぶりは、インストールにも発揮される。
推奨インストールとして折角デフォルト(初期設定)でマークされているのに、わざわざそれと違うものを選択したりする。(すぐ後で気付いて後悔するけれど・・・)
自分で紹介した記事すら十分理解していないおバカぶりだ。
・・・で、どうだったか。
いい加減でおバカなインストールなのに、それでもちゃんと動いた。
マックとウインドウズの切り替えも簡単で、ウインドウズがスイスイ動くのを見るのは感動ものだ。Parallels Desktop for Mac は評判どおりスゴい。
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インストール環境
・MacBook:一番ローエンドの機種で、メモリーだけ 1 GB に増設
・Windows 2000 Professional:インストールした後で SP4 にアップグレード
・Microsoft Office 2000:これも古いバージョン
・FireFox 1.5:なるべく IE は使いたくないので
・AntiVirus 2006:ウイルスリストを更新するには IE が必須らしい。仕方なく IE 6 にアップデート。ウイルスの数がものすごく、リスト更新に長時間かかるのには仰天
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困ったオジサンのアドバイス
いい加減なインストールを反省して、いくつかアドバイスがある。
1)必ず Parallels Tools をインストールすること
Parallels Desktop for Mac だけでは色オチのしたくすんだ画面(dithered 8-bit)だが、Parallels Tools をインストールするとちゃんと奇麗な解像度に戻る。
カラーだけではない。カーソルの動きが滑らかになる。それだけではない。カーソルがバーチャルマシン(VM、ゲスト OS)のウインドウズとホストの Mac OS X の間を自由に行き来できるようになるのだ。
Parallels Tools をインストールするまでは、ウインドウズ内のカーソルは VM の中に閉じ込められて外に出れない。外に出るには[Ctr + Alt]というキーを押してカーソルを解放してやる必要がある。
しかし、Parallels Tools を入れるとカーソルは VM の内外を自由に動き、ウインドウズの中ではウインドウズのカーソル、外ではマックのカーソルに自動的に変化する。これには感激する。
さらに、Parallels Tools を入れると、ウインドウズと Mac OS X が共通のフォルダ(Shared Folder)を利用できるようになる(らしい)。
この Parallels Tools を利用できるのは Windows 3.1 を除く全てのウインドウズだ。それに Solaris、OS/2、eComStation でも利用できるという。ウインドウズ(VM)をインストールしたあとは決して Parallels Tools を忘れないように・・・
2)デフォルト(当初設定)でうまくいく
オジサンはウインドウズのことは何にも分からないが、それでもちゃんとインストールできた。
Parallels Desktop for Mac だろうとウインドウズだろうと、インストールの最中はバカの一つ覚えで OK あるいは Next を押すだけでいい。
3)急がば回れ
おバカなインストールをしたため、ちゃんと出来たか後でチェックするハメになった。(ちゃんと出来てはいたけれど・・・)
Parallels Desktop for Mac については優れたレビューや解説記事が沢山あるので、事前にどれか読んでおかれるよう是非お薦めする。
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Parallels Desktop for Mac の解説
結局、つぎの四つを熟読することになった。
◆ Ars Technica:“Parallels Desktop 1.0 for Mac OS X” by Dave Girard:7月9日:36 頁
Ars Technica らしい極め付けのレビューだ。長文だけれど、画像も豊富で(41枚)それを見るだけでも楽しい。つぎのような結論で10点満点中9点を与えている。
USB 機器と 3-D アプリケーションを除けば、MacBook へスイッチしようと考えているひとは、このちっちゃなソフトが十分期待に応えてくれることに安心していい。とにかくインターネットはちゃんと動くし、目覚ましいスピードといい、クライアント OS がバーチャルマシンの中で動いていることに気付かないぐらいすごい。Parallels のバーチャルマシンで動かない x86 アーキテクチャの OS を探すとしたら四苦八苦するだろう。
People pondering the switch to a MacBook can rest assured that with the exception of USB device support and hardware accelerated 3-D applications, their needs will be well met by this little workhorse of a program. Between the networking that just works, the impressive speed and the inability of the client operating systems to know they are running within a “virtual machine,” I think you’ll be hard-pressed to find software for any x86 OS that doesn’t work within a Parallels VM.
Virtual PC と Parallels のスピードを比較したマンガがすべてを語っている。
Ars Technica らしく、このソフトをうまく使うためのヒントがいたるところにちりばめられている。
◆ MacDevCenter:“Parallels Desktop for the Mac” by Todd Ogasawara:6月27日:13 頁
このレビューは、つぎのような書き出しで始まる。
まずハッキリさせておこう。Parallels Desktop for the Mac に関するこの解説はひと言で要約できる。スゴい、と。
Let’s get this out of the way first. The short version of this discussion of Parallels Desktop for the Mac can be summed up in a single word: amazing.
O’Reilly Network にこういわせるなんて実にたいしたものだ。
画像(8枚)も豊富だし、YouTube のビデオもついている。
◆ Macworld:“Review: Parallels Desktop for Mac” by Rob Griffiths:6月30日:8 頁
お馴染みの Rob Griffiths のレビューだ。
Parallels は Unix や Linux だけでなく、ウインドウズのほとんどのバージョンを動かすことができる。したがって、インテルマックでほかの OS を動かす必要があるひと、あるいは動かしたいと思うひとにとっては得難いツールとなる。仕事上ウインドウズが必要だが、しかしほんとはマックや Mac OS X が好きということなら、これぞ両方の世界の一番いいところを提供してくれる。もし Parallels をフルスクリーンモードで使っていれば、みなウインドウズが動いているとしか思わないだろう。その下で、世界で最もすばらしい OS が動いているなんて気付きもしないで・・・
Parallels’ ability to run nearly every version of Windows, along with many versions of Unix and Linux, makes it a valuable tool for anyone using an Intel-based Mac who has a need or desire to work with other operating systems. If your job requires Windows, but you love your Mac and OS X, Parallels will truly give you the best of both worlds. If you put your Parallels session in full screen mode, anyone walking by won’t even be able to tell that under the Windows façade, you’re actually running the world’s greatest operating system.
◆ Parallels:“Parallels Desktop for Mac: Quick Start Guide”:34 頁
ダウンロードしたソフトにバンドルされた解説書。ウインドウズ(Guest OS)のインストール以外はほぼ十分だ。
いずれも英語のドキュメントなので気後れする方もいるかもしれないが、画像を見るだけでも十分だ。豊富な画像を見るだけでだいたいのことは分かる。
こんなすばらしい記事や解説がたくさんあるなんて、まさにマックユーザー冥利に尽きる。
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うまくいかなかったこと
オジサンが出来なかったことも、是非ふれておかねばならない。
1)印刷ができない
インターネットのアクセスはまったく問題がない。バーチャルマシン(VM、ウインドウズ)の中からどこへでもアクセスできるのはオドロキだ。
ところが印刷となるとそうはいかない。USB 端子で直接プリンターをつないでいるのに、VM の中からは印刷できないのだ。(オジサンの場合、だけれど・・・)
どうやら Parallels Desktop for Mac の弱点は USB 機器との接続にあるらしい。
Parallels の USB ドライバは USB 1.1 しかエミュレートしない。これじゃ何をやるにしてもとても十分とはいえない。これが Parallels Desktop 1.0 のアキレス腱であることはよく知られている。[Ars Technica]
The USB driver in Parallels emulates USB 1.1 and is less than a champ for tackling whatever you throw at it. This is the acknowledged Achilles heel of Parallels Desktop 1.0.
2)共通フォルダが作成できない
これがどうもよく分からない。共通フォルダがどこにできたのか、利用するにはどうすればよいのか、オジサンにはよく分からなかった。
この点に関してはドラッグ&ドロップでファイルを移動できた Virtual PC が懐かしい。今後改善が望まれる点だろう。
3)ホットキーがうまくいかない
全画面モード(Full Screen mode)にすると、まるでウインドウズマシンのようになる。
問題は Mac OS X に戻るときだ。
デフォルトでは[Ctr + Alt]というキーコンビネーションが準備されているのだが、どこにも表示されないので忘れ易い。自分が覚え易いショートカット、たとえば[Cmd + Q]などを設定するのもひとつの手だ。
ホットキーの設定は Preferences で簡単にできるのだが、設定したキーを押しても反応が悪い。結局うまくいかなくて、デフォルトに戻してしまった。
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付記:なぜウインドウズをインストールしたか
根っからのマック好きとしては、マックですべてが完結すればいいなあと思う。
「しかし、Appleはあくまでも「Mac」に強い拘りを見せて欲しいのです。・・・Windowsへのアプローチにひた走るAppleをMacオンリーで使っているユーザーはどう思っているのでしょうか…」という「Retro@Diary 〜Rev.B〜」の retro_x 氏のコメントには全面的な共感を覚える。
Retro@Diary 〜Rev.B〜:”林檎の向こうは林檎であって欲しい…“:7月18日
じゃあ、なぜウインドウズをインストールしたのか。
実は、アメリカのあるサイトにアクセスするのにウインドウズでしかアクセスできないためだ。特別なソフト(ウインドウズ版)も必要だ。
このたったひとつのサイトのために、ウインドウズと縁を切ることができない。
以前は Virtual PC を使っていたのだが、動きの鈍さに辟易(へきえき)した。
結局、ウインドウズマシンを使うハメになった。Mac mini とほぼ同じ大きさのマシンで数年前に買った。
ところがこれも具合が悪くなり、立ち上がらなくなって切羽(せっぱ)詰まっていたところだった。
すべてがマックで完結する世界は、筆者にとってはまだ遠い。
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