
[San Francisco Rain | Thomas Hawk]
一年前の今日、初めてブログに投稿した。たったの三行だった。
何事にも飽きっぽい自分がここまで続くとは夢にも思わなかった。
平均すると一日のアクセスが千を超えるようになった。書いている本人と友人ひとりが読者だった初めの数か月を思うと感無量だ。
当ブログを読んでくださった多くの方々に心からお礼申し上げる。
大半の方は Apple-Style、@Yumeya、Macin’ Blog などを経由して来ていただいた。これらのブログにも併せてお礼申し上げる。
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ブログを始めた直接のきっかけは、昨年6月のインテル移行宣言だ。
晴天の霹靂(へきれき)、寝耳に水で、心底ぶったまげた。
悪の帝国呼ばわりしていたインテルのチップをマックが使うなんて・・・
ショックだったのは、それまで愛読していたマックの雑誌にしろ、インターネットのマック系サイトにしろ、これっぽっちもそんなことに触れていなかったことだ。
こんな大転換が一夜にして起きる筈がない。きっとなにか見落としたことがあるに違いない。そう思って改めて見直してみると、ネットのそこここに予兆らしきものが見てとれる。
マックユーザー向けの記事を鵜呑みにしているだけではダメだ。自分で探さなければいけない、と痛感した。
創刊号以来愛読してきたマックパワーが変貌してしまったことも一因だ。
* * *
もともと記事を切り抜いてはスクラップするのが趣味だった。というか、切り抜きの氾濫で家族の顰蹙(ひんしゅく)を買っていたという方が正確か・・・
大病を患ったこともあって、長年来の切り抜きを処分させられた。古びた紙くずと自分の健康のどちらが大切か、という訳だ。
でも悪いクセはなかなか直らない。
今度はデジタルのスクラップを始めた。
コンピュータの中だけの話だから場所もとらず、家族の不興を買うこともない。
おもしろい記事を見つけてはせっせと溜め込み始めた。
こんなにおもしろい記事がたくさんあるのに、どうしてマックメディアでは取り上げてくれないのだろう。そんな不満がつのってきた。
そんな思いを綴ってみようと思ったのが、ブログを始めた理由だった。
当初は感想が中心だったが、いつの間にやら現在のスタイルになった。
素人の舌足らずの感想より、おもしろい記事をそのまま紹介する方がよっぽど意味があると思うようになった。
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切り抜きの仕方も変わってきた。
ブログがスクラップブックとして使えることに気付いたからだ。
テキストも画像もワープロにそっくりそのままコピーして溜めたスクラップは、数年もすると万を超えてしまう。こうなると目的のコピーを探すだけでも大変だ。
探し出しても、長い記事になるとどこがおもしろかったのか再度読まねばならず、これまたやっかいだ。
ブログに掲載した記事なら、おもしろかった部分は抜き出してあるし、訳もついている。関係記事へのリンクも張ってあるので、読み返すときも便利だ。
おまけに、どこからでもアクセスできる。
こうして、読者には申し訳ないけれどブログが自分のスクラップブックの役割も果たすようになった。
とはいっても、記事になったのはほんの一部なので、別途投稿しなかった記事についても簡単なコメントとリンク先を付してプライベートブログを立ち上げている。
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ブログを始めたことで、日本のマック系ブログの素晴らしさを知ったことは大きな収穫だった。それぞれが個性的で、毎日の巡回がとても楽しい。
商業的マックサイトなら、掲載記事を紹介するブログもたくさんある。しかし、個人のブログとなると話は別だ。(もちろん Apple-Style や @Yumeya は別格だけれど・・・)
個人ブログの記事で筆者がおもしろいと思ったものを、「先週のブログから」と称して追っかけたことがある。しかし、楽しい記事が多すぎて、どんどん拡大・拡散し、とうとう筆者の能力をオーバーフロウしてしまった。
そのほか、ポッドキャストや YouTube などの動画も、ブログを始めた頃はこれほど盛んではなかった。こうしてますます興味が拡散する。
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予期しないこともあった。
世界的ブロガー Dan Gillmor に会えたこともそうだ。
真摯な人柄とともに、今でも覚えていることばがある。「トップ・テンよりボトム・テンミリオンにポテンシャルがある」と。読者のいないブログをこれほど勇気づけてくれたことばはない。
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実は、迷っている。
今月の WWDC で、マックのインテル移行が完了したことにより、このブログを始めた主たる目的も完了した。
このあとどうするか気持ちが揺れている。
Technorati Tags: Blog, Intel Transition
はじめまして。いつも楽しく拝読しております。こちらのブログを知ったきっかけは、Apple-Styleさんからでした。数あるMac系のブログの中でもmaclalalaweblogは興味深く、また有益な記事が多く、今ではRSSに登録して毎号楽しみにしております。
マックのインテル移行をきっかけに、ブログを始められたことを初めて知りました。また、このあとについて気持ちが揺れ動いているということですが、ハードの移行が完了しても、ソフトなど周辺の変化はこれから本格的に始まるようにも思えます。そんなエキサイティングな時代をshiroさんがどのように見つめているのかというのを今後も知りたい…というのが、一読者の勝手な願望であったりします。
なにはともあれ、1周年記念おめでとうございます。また、大病を患われたとのことですので、お体をご自愛くださいませ。
コメント by ensd — 2006年 8月 20日 @ 19:02
はじめまして。一周年おめでとうございます。
RSS登録しいつもみています。シローさんのテキストと
シローさんの選ぶニュースが大好きです。
個人的な意見ですがこれからもシローさんの
macなニュースが見たいです。
コメント by to — 2006年 8月 20日 @ 20:15
私もシローさんの年代に近いと思いますが、同じマックファンとして共鳴するところが多いと感じ、殆ど毎日アクセスしています。私も重い腰痛を煩い一時パソコンもできない状態が続いていましたが、いまは乗り越え仕事も元気にやっています。ブログを運営していくことは大変と思いますが、今後とも続けていかれることを希望する一人です。
コメント by ノブヒョン — 2006年 8月 20日 @ 22:16
一周年おめでとうございます。
Applele@所長です。
いつも興味深い記事を楽しませていただき、大変お世話になります。
私以外にも、多くのマック好きの人々がシローさんのブログを楽しみにしています。
インテル完全移行で、気持ちが揺れているとのことですが、新たなマックの時代が幕を開けようとしています。
ですので、これからもシローさんのマックな記事を楽しみにしています。^ ^
コメント by Applele@所長 — 2006年 8月 20日 @ 23:36
> 皆さまへ
Applele@ 所長さんはじめ多くの方に好意的な励ましをいただいて、大変恐縮しています。
記事について興味深く感じていただいたとすれば、それは元の記事を書いた方が優れたライターだったということでしょう。
一体マックはどうなってしまうのか。インテル移行とはどういうことなのか。これまで自分の関心だけで突き進んできました。
すこし頭を冷やして考えることも必要かなと思うようになりました。
多くの方に読んでいただけたのは何故かということを、いま一度考えてみたいと思っています。
一個人の、マイナーな試みに、暖かい心をお寄せいただいたことに、心より感謝いたします。
コメント by shiro — 2006年 8月 21日 @ 00:00
いつも楽しく拝見しております.
私のところもようやく1年を過ぎたところですが,同じく迷っていたりします.
いろいろなコメントをいただきながら何とか今日までやってこられた次第ですが,もう少し自分のペースを考えながら続けていけたらとも思っています.
モチベーションを維持するために何が必要なのかは私にも分かりませんが,Shiroさんにとって無理のない程度で今後も楽しい記事を拝読できれば読者の一人として嬉しい限りです.
コメント by Double KO — 2006年 8月 21日 @ 00:20
一周年おめでとう御座います(笑)。
モチベーションは何事にも重要ですよねぇ(シミジミ)…
わたくしもその日のモチベーションがもろに記事に現れて
いますからねぇ(汗)…
もしこのBlogが休止すると寂しいところですが、shiroさんが
納得行くカタチで運営される方が今後も良い記事を読めると思いますので
ここはあせらずノンビリ考えてみて下さい(笑)。
それがshiroさんにとっても読者の方達にとっても一番だと思えます(笑)。
コメント by macuser→+.k代表(プラスドットケイ代表) — 2006年 8月 21日 @ 13:10
> Double KO さん ありがとうございます
内容といい スピードといい いつも敬服している Double KO さんでも 迷ったりされることがあるのでしょうか
インテル移行という いつも背中を押していた力が 急に抜けたような感じがしています
おっしゃるとおり 自分のペースが大切なのでしょうね
コメント by shiro — 2006年 8月 21日 @ 20:44
> macuser→+.k代表 さん ありがとうございます
ノンビリと 自然体でということでしょうか
『いよいよMacにとっての「i」がその役目を終え次のステップを踏み出す時が来たのだろう』 なんてサラッと書けると どんなにいいだろうと思います
コメント by shiro — 2006年 8月 21日 @ 21:13
いつも興味深い記事を簡潔な日本語訳で紹介していただき、楽しく読ませていただいています。
もっと続けてください、と書きたいところですが(書いてるじゃん)...やはりこれだけのことを続けるというのは、大変なことなんですね。
無理のないように。
コメント by む — 2006年 8月 22日 @ 07:46
> む さん ありがとうございます
いつも丁寧に読んでいただいて 感謝しています
目下 充電させてもらっています
コメント by shiro — 2006年 8月 23日 @ 02:59
1周年おめでとうございます。
時には引用して下さったり、時には記事を取り上げて下さったりとシローさんのblogには大変お世話になってます。
ここにコメントを残されている方々にも同様の感謝の気持ちでございます。
今のApple、そしてそれを取り巻く様々な方のリアクションをリアルに伝えて下さって、オイラも大変興味深く読ませて貰ってます。
モチベーションを保ったまま記事を書いていく大変さというモノはオイラも心底共感出来る部分があります。
(一度更新を止めていた時期もありました。)
ですが、Intel移行完了後の新たなAppleのこれからをリアルな視点とシローさんの感想を織り交ぜた記事をこれからも期待しています。
お体を大事にして休息を取りながらも更新募っていく事を願っています。
コメント by retro — 2006年 8月 23日 @ 23:15
> retro さん ありがとうございます
もう一度 自分の足下をみつめなおしてみたいと思っています
20万ヒットを超えての ますますのご活躍をお祈りいたします
コメント by shiro — 2006年 8月 24日 @ 06:31